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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2011/08/04
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カテゴリ:教育・研修




山東省の済南でのアパレル研修は無事終了!
北京、上海と比べるとまだまだ素直な人が多くて、、、
さらに街並みにも緑が多くて、また来たいなと思える街でした。

済南研修1

済南研修2

今回はレジャ研上海のリリーが研修の通訳のソロデビューでした。
単なる会議や視察の通訳と違って、
研修の通訳はとても難しいので、デビューするまでに大変な時間がかかります。

私たちの研修の場合、
短くて3日間、通常一週間、長いと二週間や一ヶ月間、、、というものが多いので、
研修の内容を覚えるだけでも数ヶ月かかります。

研修でも会議でも通訳は2倍話さなければなりません。
講師が話す→通訳する→スタッフが質問する→通訳する→講師が答える→通訳する、、、
もっとも疲れる仕事と言えます。

2005年くらいまでは、研修のたびにプロと呼ばれる通訳にお願いしてました。
しかしメリットデメリットがあって、
日本にも留学経験があるくらいになると、
年齢が高いので、2日目くらいでバテてしまいます。
(1日8時間は研修なので)

すると、適当に訳してしまう、、、という欠点があります。

また、単発で依頼するから、研修の内容を知らないし、
実習やゲームの持つ意味もわからないわけです。

だから「気づきの浅い」研修になってしまいます。
単純に日本語だけうまい中国人は、上海にはたくさんいますが、
サービスマインドまで理解した人は極稀です。

結論を言えば、リリーのデビューは大変よかった。

それはたまに「え?」と、聴き返してくるからです。
もちろんスムースに通訳してもらえるに越したことはありませんが、
「え?」は講師が「わかりづらい日本語を使ってしまった」ということなんです。

リリーの先輩のリンリンと私はもう6年間もやってきたので、
講師の日本語がおかしくても、何とか帳尻を合わせる言葉を選んで訳してしまいます。
(アドリブやたとえ話まで覚えてしまっています)
逆にみれば、講師の日本語はそのままに放置されてしまうわけです。

しかし、リリーは正直だから「え?もう一度ゆっくりお願いします」と言ってきます。

研修終了後に録音を聞くと「なるほど、変な日本語だ」と実感します。
たいてい話している人は気づかないけど、
あとで聞くとほとんどが変な日本語で、日本人でもいまいちよくわからないことが多い。

かつては、凄腕の通訳さんがよく
「あなたの日本語はおかしい。あれじゃ訳せない。
話が長い。もっと短く話しを切りなさい!」と、
いちいちビシッと叱ってくれました。

しかし、年月が経つと、こちらも中国研修のベテランになって年齢も高くなり、
通訳さん遠慮するようになってしまいました。

なので今回は新鮮でした。

実は私の場合、研修中はいつも通訳の顔色を伺っています。
通訳してくれる人が話しの内容を納得しているかどうか?を確認してます。
それは顔に出るからです。

サービスだのマナーだの顧客満足だのコミュニケーションだのチームワーク、、、
本当に納得できているのかどうか?
その上で通訳してくれているかどうか?
これが生命線です。

通訳する人すら納得できないような内容は間違いなくスタッフにも受け入れられません。
そういう意味では、今回の研修は「内容」と「話し言葉」の再チェックになりました。
そして、内容は合格点をもらいましが、話し言葉はダメでした(汗)。

中国に来ると、日本語の使い方(話し言葉)がおかしいな、
という気づく人がほとんどです。
気づかない人は通訳のフィードバックを聞いてないだけです。
(そう考えると中国人の通訳は凄い)

その証拠に、この11年間中国で日本語を正しく話す日本人に一人も会ったことがありません。
(本当にそうなんです)
(自分が気にしている分、人の話し言葉も気がついてしまいます)

例外は、英語圏で仕事をしていた日本人の話し言葉で、
これは中国人通訳に好評です。
通訳しやすい、と。

「、、、って言うかぁー」みたいな日本語は話さないので(笑)。

それに研修内容が「サービスマインド」が中心なので、
それがない通訳だと困ります。
無表情で「スタッフの情熱が何より大事です」なーんて訳されても、
単語しか伝わらないからです。

その点リリーはサービスマインドも情熱も高いので、
それが倍増されてスタッフに伝わります。

研修で「挨拶が大事」と通訳すると、
自らがすぐに実践して全員の前できちんと挨拶をする。

通訳を間違えたらすぐに全員の前で謝罪する、、、。
(たとえ講師が悪くても、、、)

これができる通訳は稀です。
自分ごととして吸収して実践しながら通訳する、、、
将来が楽しみです。

久しぶりに、正直、素直で
「こういう人に嫌われたらやばいな、、、」と思える存在です。
(たとえ年下の部下であっても、、、)

、、、ということで、
次回の研修ではリリーに「えっ?」と言われないように
正しい話し言葉でスクリプトを書き直し中です(汗)。

一週間でできるのか?
頑張れ!おれ。

===

なんだか、身内の自慢話しなのか?自己反省なのか?
あやふやなブログになってしまいました(笑)。














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Last updated  2011/08/05 03:00:07 AM
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