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カテゴリ:教育・研修
先週は北京でサービスマインド研修、通称「OS研修」に行って来ました。 2000年から始まって今年で13年間通ってる施設です。 今まで中国でサービスに関する研修をしてきて、 改めて実感することは、 「中国人のコミュニケーションスキルは高い」ということ。 これは、折り方を口頭で伝えて それを聞いて正しく「折る」という実習です。 たいていのものは日本で実習する時の約半分の時間でできてしまいます。 理由はいくつかあるものの、最も大きな要因は「中国語」にあります。 漢字だけで構成される中国語は、 日本語の特に「話し言葉」のように「あいまいな表現」が少なく、 表現がハッキリしていてこうした伝達には持って来いなのです。 だから日本語を覚えた中国人と話すとハッキリ言うし意見がきつく感じるのは 元々の中国語に原因があるのだと思います。 (良い悪い関係なく) しかし、彼ら彼女たちがこうした実習を行うと威力を発揮します。 対して日本人が日本語でやると、、、なかなかうまくいきません。 「察する」のは得意。しかし、正確に、、、となると話し言葉が障害になります。 このように中国人同士、 中国語をうまく使えば素晴らしいコミュニケーションが取れるのに、 現場の実態はそうなりません。 放っておくと「派閥化」してしまいます。 理由は、そういうスキルがあるにも関わらず、 職場の権力闘争に明け暮れてしまうのがもったいないところです。 (ボス格を狙う人が多い) (小学生からの学校教育の弊害) なので、新入社員のうちから力でねじ伏せなくても、 仲間には正確に伝わるんだということを実感してもらうとが大事なのです。 そして、そういう職場環境ができあがると、 中国でも「働きやすい環境」となり、勤続10年を超える人も珍しくありません。 これはパソコンで言えばまさに「OS」の部分に該当します。 サクサク動くパソコンは操作が快適です。 しかし、長く使用していくとOSも色々とバグが出て来て遅くなります。 なので毎年クリーニングするために通っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/03/04 11:54:28 AM
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