カテゴリ:エネルギー
役所広司主演!戦慄のパニック・エンターテインメント!■東京原発■ このところ連休が多いですね、これも日本人を働かせまいとする外資族の陰謀だそうです。 とりあえず、ヒマで子供達も煮詰まっていますので、 買ったまま、ず~っと観ていなかった「東京原発」を観てみました。 役所広司演ずる天馬都知事、思いつきで行動するという某都知事に似た?性格の役どころ、 なんだかすごいです。 基本的にはトラックと都庁の会議室しか出てこないチープな日本映画なんですが、 なぜか、子供たちにはオオウケ、、 子供にカージャックされたMOX燃料を積んだトラックが都庁に突っ込む、、というサスペンスあり、でけっこう見せます。 いちおう、これを観れば原発とはどういうものか解るようになっています。 確かに原発が安全なものなら、新宿中央公園や日比谷公園にでも作って、 東京都民が使う電力をまかない。 通常は温排水として捨ててしまう残り7割の熱はもったいないので、 2次冷却水は都内の全世帯に循環させて冷暖房に使おう、、とても合理的です。 究極のコジェネレーション・システムということで、 昔、このアイディアは通産省が検討していたそうです。 結局、なにが危険なのかというと、 ウランを燃やすとプルトニウムが出来て、 そのプルトニウムが危険なわけです。 プルトニウム1gは年間最大許容被曝線量の18億人分。 これが含まれた捨てるに捨てられない核廃棄物は 毎年1000トンも原発の冷却用プールにたまり続ける。 再処理しても減るわけではない。 無害になるまで、数100万年管理しないといけない。 ・・まあ、そんなことは無理です。 実はあまり知られていませんが、この問題を解決する方法があるんです。 トリウムを熔融塩炉で燃やす方式です。 危険なことに変わりはないのですが、 無害になるまでの管理は数100年ですみます。 原発、やるならこっちにしてください! トリウム熔融塩炉のメリットは以下のとおり、 一.トリウムを利用するが埋蔵量はウランの三倍で、遍在し独占されない。 二.固体でなく液体核燃料を使うため、重大事故は原理的に起きえない(暴走やメルトダウンの心配が無い)。 三.核燃料サイクルが柔軟で、特に、高速炉よりも遥かに早い核燃料増殖と核廃棄物消滅が可能な「加速器熔融塩増殖施設」を実現できる。これと、発電目的で構造単純なトリウム熔融塩炉を組み合わせ、経済的な発電・増殖・核廃棄物処理を実現させる。 四.小型化に適し、経済性高く世界展開が可能。 五.プルトニウムなどの重い元素を生成しないので、核拡散・核廃棄物問題は大きく改善できる。 六.原型の実験炉は、米国で1965-69年の4年間無事故で運転され、基本的技術は確立している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/01/12 08:18:26 PM
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