40代女性、右下5、隣接面カリエス
前回のつづき
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隣接面の虫歯も咬合性外傷が最初のきっかけになる。噛むと歯も多少撓むので、隣の歯と強く当たり、当たる部分に微小なクラックが生じそこから隙間腐食(酸素濃度差腐食)が起こる。これが隣接面カリエスの正体だ。一本の歯でも遠心(奥側)が虫歯になりやすいのは、遠心の方が酸素濃度が低いからと考えても良い。
このように虫歯を電気化学的に捉えると従来の方法では説明のつかないことでも簡単に説明できる。
これをここでは「虫歯の電気化学説」と呼んでいる。