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2017.08.10
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宗谷総合振興局地域政策課のともちんです。

「稚内から船で行くヨーロッパ・サハリンを旅してきました!(前編)」は 

 こちら



夏休みの旅行として、稚内から船でサハリンに来たともちんたちは、スタロドプスコエ(旧:栄浜)の琥珀海岸琥珀拾いを楽しんだ後、旧栄浜駅跡に向かいます。

詩人であり作家の宮沢賢治は、1923年稚内を経由してサハリン(樺太)を訪れました。
宮沢賢治が降り立った栄浜駅跡は、今はハマナスの花が咲く野原になっています。

この旅は、前年に亡くなった妹とし子の魂の行方を探そうとする旅であり、
銀河鉄道の夜」や詩作に結びついたといわれています。

草むらに、かつての線路まくら木が・・・。

そして、少し離れた場所には駅舎の建物の基礎が残っています。

この栄浜駅が、「銀河鉄道の夜」に出てくる「白鳥駅」のモデルとなったという説もあります。


ドリンスク市
旧:落合)に移動し、この場所から旧王子製紙落合工場跡を望みます。

工場の建物は、日本統治時代の1917年に建てられました。

終戦後も工場は操業を続けていましたが、木材不足により1995年に閉鎖しました。その影響で、一時は約3万人だったドリンスクの人口は減少し、現在は1万2千人を切っています。

こちらは、ドリンスク市内ロシア正教会

釘を使わない楔(くさび)を使った建物は、15、16世紀の建築手法を再現したものだそうです。

サハリンにはロシア正教の教会が多いですが、ペレストロイカ以前はあらゆる宗教が統制され、現在は教会で行われている礼拝も、隠れて行われたそうです。

教会付近の公園。正面の建物はこども文化館
左の胸像は、作家のチェーホフチェーホフサハリンを訪れ、「サハリン島」を著しています。



ドリンスク市内レーニン広場
ロシアではペレストロイカを契機に、取り壊されたレーニン像もありますが、サハリンでは像が取り壊された例はなく、今でも、レーニンを優れた指導者として尊敬する人々が多いそうです。


ドリンスクから、ユジノサハリンスク旧:豊原)に戻ってきたともちんたちが目にしたのは、ドリンスクの教会とは雰囲気の違う、巨大なロシア正教会です。
残念なことに、内装工事が完成していないため、中の見学はできませんでした。



栄光の広場」という名称の通りには、第二次世界大戦で亡くなった英雄たちの胸像が建ち並んでいます。日本やドイツとの戦いで、若い命を散らした人が多いそうです。


栄光の広場」の記念碑像。後ろの建物には、第二次世界大戦で亡くなった多くの方の名前が刻んであります。



ロシアでは現在も兵役制度がありますが、こちらは、ソ連時代の1950年代~80年代に、アフガンやチェチェンなどの戦争で亡くなった若者たちの慰霊碑です。


栄光の広場」の通りの奥には、「旧:樺太神社」の参道跡があります。
樺太神社」は1911年創建で、1945年ソ連軍により、本殿や鳥居が取り壊されました。
狛犬は、この後訪れる「郷土博物館」に移設されました。



参道跡の階段の手すりには、色とりどりの鍵がかけられています。
結婚したカップルが、記念に鍵をかけるのが流行っているそうです。



サハリン州郷土博物館です。
城の天守閣のような瓦屋根が特徴で、日本統治時代の1937年に建てられた「樺太庁博物館」の建物が引き継がれています。
サハリン少数民族の暮らしや日本統治時代の人々の暮らしなど、幅広い展示を見学できます。

樺太神社」から移設された狛犬です。


この日は、事前に予約していたカフェで夕食をいただきました。
サハリンでは、こじんまりとしたレストランを「カフェ」と呼ぶそうです。

ブリヌイ」という、クレープに似た料理です。イクラやサケの塩漬け、香草などを包んで食べます。

こちらは「ボルシチ」。前日のお店のボルシチはトマトなど色々な野菜を使っていましたが、このお店では、赤紫のビーツと牛肉のシンプルなボルシチです。

ハッシュドビーフ」です。日本ではライスと一緒に食べますが、こちらでは、ゆでたじゃがいもをつぶしたマッシュポテトが添えられています。


サハリン名所・旧跡生活文化まで、日本人にもわかりやすく説明してくださったガイドワシリーさん、おかげ様で楽しく充実したサハリンの旅でした!
そして、ドライバーニコライさん、安全運転ありがとうございました。

翌日は、コルサコフ旧:大泊)から、再び「ペンギン33」に乗り稚内に帰ります。
帰りも波が穏やかで、出発からちょうど4時間で稚内に到着しました。



悲惨な戦争をはじめ両国の間には大きな溝がありましたが、長い時間を経て、現在サハリン北海道は、文化・経済の交流を進めており、この結びつきを大切にしなければならないと感じる旅でした。


最後になりましたが、稚内北星学園大学の学生が制作した、「樺太」をテーマにしたドキュメンタリー「私たちは【カラフト】を知らない」を紹介します。

戦争を知らない女子学生が、樺太からの引き揚げ者から話を聞いたり、サハリンに行き日本統治時代の痕跡を探すなどの過程で、思いが変化する姿をロードムービー風に描いた作品で、昨年秋の全映協グランプリ2016で、学生部門の最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞しました。ぜひ、ご覧ください!

 「私たちは【カラフト】を知らない」


映像作品集 稚内北星学園大学公式facebook









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最終更新日  2017.08.17 09:05:25


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