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カテゴリ:留萌(るもい)地域
北海道の左上
留萌振興局 森林室です!!! 当森林室では、留萌管内の小学校で森林(木育)教室を行っています。 平成30年5月21日 留萌市立留萌小学校の第1回森林(木育)教室を 留萌市るるもっぺ憩いの森で行いました 「よろしくお願いしまーす」 列になって散策路を歩いて行くと、ハリギリの木がありました。 センノキとも言います。 ”ハリ”ギリと言うだけあって、トゲトゲの幹です。 この木は、樹齢を重ね生長するに従い幹のトゲが無くなってきます。 若い幹や若い枝にのみトゲがある木です。 次はスモモの木の観察。美しい白い花が盛りをむかえていました。 「いい香り~」 スモモの根元には、ネズミの仲間の食痕がある スモモの種がいっぱい落ちていました。 よーく観察 リスは種を割って食べますが、ネズミ類は穴を開けて中をほじるように食べます。 植栽されたチシマザクラも満開でした。 花の色や樹形などに特徴があります 少し歩いたら、穴の開いたキハダの木がありました。 「この穴はどうして開いたと思いますか?」の質問に、 「えさを詰める!」「えさを採る!」「中に棲む!」など いろいろな答えが出ました。 この穴は、キツツキが木の中の虫を食べるために開けた穴です。 キツツキは頭をハンマーのように使うのに、 どうしてめまいがしないのかという話題も出ました。 これはウルシの木です注意が必要! 森林内には触ったらかぶれたりする物もあります。 知識のある大人と一緒に森に行けると良いですね。 これはアカエゾマツ。葉に触るとチクチクします。 この木には、エゾシカが角をこすった跡も残っていました。 春から新しく伸び始めるエゾシカの角は「袋角」と呼ばれ、 柔らかい皮に包まれていますが、 角が伸びきり堅くなってくると、 その皮を取り除くために角を樹木等にこすりつけます。 (かゆいんでしょうかね?) 冬の間にエゾシカとエゾヤチネズミに樹皮を食べられてしまった木もありました。 「あそこはエゾシカが食べた跡」 雪が積もり食ベ物が少なくなる冬の間、 動物たちは樹皮などを食べて春を待ちます。 エゾシカなどは雪から出ている部分を食べ、 雪を掘って移動するネズミ類は雪に埋まっている部分を食べます。 よく見ると、幹に歯の跡が残っているので、 その大きさでどんな動物の食痕かが分かります。 樹皮を一周食べられてしまっうと、水や栄養分が移動する導管が切られてしまい、 その木はやがて枯れてしまうことになります。 トドマツの葉も触ってみました。 「チクチクしないね」 トドマツはモミの木の仲間で、 北海道ではクリスマスツリーや門松にも使われています。 森林の観察の後は、ネイチャーゲーム「カモフラージュ」をしました。 小さな木の茂みの中に隠してある人工物を探し、その個数を当てるゲームです。 こんな物を隠しています。 左から、おもちゃのキノコ、おもちゃのトカゲ、おもちゃの葉っぱです。 よーく見ないと、なかなか見つかりませんよ~ 心の中で、見つけた物の数を数えます 何個あったか耳打ち・・・「当たりー」 そして質問タイムもありました。 質問するのも緊張するよね 「花の種類は何種類?」「木は何本生えてるの?」 「憩いの森で一番大きい木はどれ?」などなど なかなか、答えるのが難しい質問が並びました。 時間が来て終わりの挨拶。 「ありがとうございました!」 森の中には、まだまだ楽しい発見がいっぱいあります。 第2回目は秋。また会いましょうね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.14 14:49:44
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