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2019.05.23
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カテゴリ:国際交流
こんにちは。
総合政策部政策局総合教育推進室です。

​​​若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」により留学中の星野さん(北海道大学)から、4月の活動の様子が届きました。
​​​

星野さんは種子ビジネスの発展が期待されるキルギスに留学し、種子生産やその輸出入について学んでいます。
 
ほっかいどう未来チャレンジ基金HP
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sky/mirai-jinzai.htm
ほっかいどう未来チャレンジ基金Facebook
https://www.facebook.com/mirachalle/


キルギス滞在4カ月が過ぎました。3月から村に移動し、イシククリ有機農業協同組合(以下「有機農協」)でインターンシップをしています。日に日に暖かくなり、村での生活も難なくできるようになってきたので、これから一層活動に力を入れていきたいと思っています。4月に学んだことは主に4つあります。

①農村でもMSD(Marketing System Development :市場システムの開発)を自ら考えられる組織作りが重要
4月13日からの5日間、IFOAM(国際有機農業運動連盟)の農業関係組織の幹部向けの研修に同行しました。参加人数は21名、講師はIFOAM職員で南アフリカ出身のコンラド氏で、英語がロシア語に通訳される形で行われました。

 

内容は能力開発や研修開催のためのものです。途上国では海外支援のプロジェクト期間が終わると事業が続かなくなる組織が多いため、ものの考え方やアイディアの出し方を提供する研修も行うようになったといいます。これは途上国だけでなくイギリスなどの先進国でも行っているとのことでした。特に有機農業においては、既存の農産物と比べて販売を始めて軌道に乗せることが容易ではないため、既存の市場ではうまくいかない部分に「なぜ?」と疑問を持つところから自ら解決策を探していく必要があります。これが「MSD」です。

今回は4~6人のグループごとにテーマを決めて、テーマに沿った計画のブラッシュアップのために「ブレーンストーミング」「ワールドカフェ」「フィッシュボウル」でいろんな人の意見を取り入れる練習を実際にやってみました。今回は実際にその計画にお金が出るとのことだったので、やる気があったのかもしれませんが、普段の業務で思うことや知っていることを発言して、それが取り入れられたり、さらにそれに意見があったりして、話している人たちは生き生きとしているように見えました。

もし今回のようにお金が出ることが前提ではなかったら、いくら有機農業が環境に良い・人々の健康に良いからと言っても、人々の生活が現状で成り立っていて経済的にすぐにメリットを得られないような企画はなかなか始められないと思います。しかし常に問題はあり状況も刻一刻と変わっていっているので、このような意見交換できる場を生活の負担にならない程度に少しずつ積み重ねていけるようにできたら、良いのではないかと思いました。



②身近な需要探しで小さなことからお金を得ることから始める
農家や農協がどうしたら農産物を収穫するよりも先に、かつ安定してお金を得られるのか考えたところこの案に行きつき、現在その体制づくりを手伝っています。キルギスの市場(バザール)は、日本の卸売市場のように価格が公開で決まっているわけではないので、農家や農協はどうしても買い叩きにあってしまいます。

 
 

また、国内の価格は変動するので安定した販売ができません。そのため、お金を得ようとすると輸出という発想に行きつきます。それには何といってもロットが必要です。実際に有機農協でも販売をしていましたが、契約量を満たせなかったことから、販売できなくなってしまいました。そのため、売り先が必要となりますが、まずは供給できる体制づくりです。

キルギス協同組合連盟でこのことを話したところ、首都ビシュケクでも一部の層で安全で環境にいい食材を求める人が居るそうで、彼らと協力体制を作ることが出来れば、少しの量でも安定して販売できるのではないかという案が出ました。現在有機農協で考えている販売の方法は、北海道有機農協のような買い支えの仕組みです。
 
③PGS(参加型有機認証制度)はコストを抑えられる有機農産物の認証制度であること
IFOAMの研修では、キルギスの認証機関の「BIO KG」の職員マイランベック氏と同じチームで活動をしたので、PGSという、有機農業をしている農家の参加型、つまり水平方向にお互いを認め合う認証制度について聞くことができました。

市場へ販売する際に障壁となるのが認証登録の費用が高額だということで、それを緩和するために生みだされました。実際、海外から声がかからない限り自分たちで海外の市場調査をして品目を絞って生産・販売を始めることはなかなかないので、主に国内流通を安定させることが費用を抑えるためにも必要で、それにはこの制度が適当なのではないかと思いました。

④農業の現場にこそ企画者が活躍できること
現在、有機農協のインターンシップとして、②や他プロジェクトの企画書の作成を行っています。文化の違いもあるかもしれませんが、農家や農業関係者はアイディアがあってもなぜそれが必要なのかということを文章化して伝えるのは難しいようで、間にそれを聞き取って形にできる人が入ることの重要性を学びました。






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最終更新日  2019.05.23 15:50:01


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