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テーマ:まち楽ブログ(32203)
カテゴリ:国際交流
こんにちは
総合政策部政策局総合教育推進室です 若者の海外留学を官民挙げて支援する 「ほっかいどう未来チャレンジ基金」 によりキルギスの地域農産物の生産・流通について調査し、北海道との農産物輸出入の可能性を探るために留学した、学生留学コース星野愛花里さんから8月の活動の様子が届きました。 中央アジアのキルギス共和国で生産・流通の形態を学びに来ている星野です。現在は有機農産物を扱っている農協に所属しています。8月は、有機農協の作業を手伝うとともに現在の農村のシステムを把握するための農村住民への聞き取り調査を本格的に始めました。学んだことは以下の4点です。 いつでも有機認証を取得できるように、組合員の圃場図・作付けデータをロシア語で記入する作業をしています。 生産量や有機栽培、輪作を行っているか等を組合員や農協が把握するために、既定のフォーマットに2012年から毎年記入しているものです。6月に実際に伺った組合員調査のデータを使って作業を進めているのですが、総面積や多年草畑の面積、輪作体系が昨年と食い違うことが多々あり、その度に組合員に電話をすると、前のデータに合わせようと話をするため、正確なデータを得るということに苦労しました。
家畜市場の価格調査に行きました。聞き取り調査によると、家畜の価格は比較的安定しており、体が大きいほど高価なのだそうです。冬期の干草の自給率で常時保有する頭数が制限されますが、なるべく手元に家畜を保有して高価になった時やお金が必要な時に売るという様な農業経営をしていることが分かりました。
(3)キルギス農村の土地のシステムについて 農村の土地について行政村の土地担当者に教えてもらっています。土地委員会のような組織が各行政村には存在し、1994年の土地分配から土地の売買の記録を残して管理しています。また、行政村は農家への農地や放牧地の貸付を行うことでお金を得ているという仕組みも教えてもらいました。
(4)家畜を共同で管理する仕組みについて 現在住んでいる家の居住区の農家を対象に経営調査を行っています。牛は毎日「バダチ(家畜の面倒を見る人)」と呼ばれる近隣住民に早朝に預け、草地での面倒を見てもらい、夕方に帰宅するというサイクルで生活を送っています。これは月ごとに面倒を見てくれる牧人に頭数に応じてお金を払いますが、秋からは羊などの別の家畜を「ゲズー」という共同管理組織に加えるという話も聞きました。
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最終更新日
2019.09.18 18:36:07
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