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金冠日食の朝、東京は曇り空。 日食グラス越しに写真を撮ってみた。何枚も撮ってると、そのうち1、2枚は欠け具合がわかるように写ってた。 東京の最大食時刻は、7時34分ごろ。 ちょうどそのころお日様が雲に隠れてしもた。 でも、その雲がちょうどフィルターの役目をして日食グラスをしないほうがちゃんと見えたし、写真も撮れた。 生きてる間に、こんなきれいな金冠を見ることができてよかった。 11時からは、国立劇場で5月文楽公演の第一部。 重鎮さんが第二部にご出演やので、こちらは1500円の3等席を取ってた。 でも、なかなかのもんやった。 八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)は、加藤清正が主人公の時代物で、国立劇場で公演されるのは32年ぶりなんやそうや。 浪花入江の段は、毒を盛られた正清(清正)が御座船で若君を送り届けるため琵琶湖を安土へと戻る場面。 一緒に船に連れて来た息子・主計之介清郷の許嫁である森三左衛門(池田三左衛門)の娘・雛絹に琴を弾かせ、盃を傾ける正清。清公さんの琴の演奏に合わせて、清十郎さんの雛絹も器用に人形の指を使って同じように琴を演奏しているように見せる。 時政からの餞別を届けに早船で追いかけて来た鞠川が船に乗せた鎧櫃にくせ者が潜んでた。それを斬った正清の横で、雛絹がすっと刀を清める。 それを見ていた女中たちが、「若殿より大殿が先へ心味遊ばすのぢやわいの」と噂するほどの、親密な雰囲気。 大船の船首が回り、舳先に立った正清の顔は毒がまわってきて苦悩の表情になり吐血する。それを雛絹に見られ、「はてうららかな眺めじゃなぁ」と大笑いする。 ダイナミックで、おもしろかった。 「主計之介早討の段」、「正清本城の段」は、領地(熊本)の肥田城が舞台。 毒に侵されながらも、正清は百日の引きこもりを続けている。 身辺のお世話をするのは雛絹で、妻の葉末も別間の障子越しにやり取りするだけ。 満願の百日目に、いろんなことが起こる。 毒が回って顔色が一瞬で青くなった正清が天主閣の高楼へ上ると、南無妙法蓮華経を唱えながら死期を迎える。 ややこしいストーリーやった。 契情倭荘子(けいせいやまとぞうし)は、歌舞伎でも福助さんと梅玉さんで観てる。 今回は、清治さんが床でそっちばっかり観てた。 5月文楽公演 第一部 八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう) 門前の段 豊竹靖大夫(後半) 豊澤龍爾 毒酒の段 口 豊竹芳穂大夫 鶴澤清丈` 中 竹本相子大夫 鶴澤清馗 奥 竹本文字久大夫 竹澤宗助 浪花入江の段 正清:豊竹英大夫 雛絹:竹本三輪大夫 鞠川:竹本津国大夫 早淵:竹本文字栄大夫 鶴澤清介 鶴澤清公(琴) 主計之介早討の段 豊竹咲甫大夫 竹澤團七 正清本城の段 切 豊竹咲大夫 鶴澤燕三 〈人形〉加藤肥多守正清:吉田玉女 森三左衛門義成:吉田和生 腰元早瀬:吉田簑次 腰元左枝:桐竹勘次郎 娘雛絹:豊松清十郎 鞠川玄蕃:吉田玉佳 妻柵:吉田簑二郎 加藤主計之介清郷:吉田勘彌 北条時政:吉田玉輝 山蔭中納言:吉田簑一郎 早淵久馬:吉田文哉 船頭:吉田玉彦 忍び:勘介(後半) 腰元照葉:桐竹紋吉 腰元深雪:吉田玉翔 大内冠者義弘:桐竹勘壽 奥方葉末:吉田文昇 船頭灘右衛門実は児島元兵衛政次:吉田玉也 近習:大ぜい 奴:大ぜい 忍び:大ぜい 契情倭荘子(けいせいやまとぞうし) 蝶の道行(ちょうのみちゆき) 小巻:豊竹呂勢大夫 助国:豊竹睦大夫 豊竹靖大夫 豊竹希大夫 豊竹亘大夫 豊竹始大夫 鶴澤清治 鶴澤清志郎 鶴澤寛太郎 鶴澤清公 野澤錦吾 (人形)助国:吉田幸助 小巻:吉田一輔 このあと、浅草の平成中村座の試演会へも行った。そのことはまた別の日のブログで。 1日1回のクリックで、募金ができます♪
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旅をしたり、おいしいものを食べたり、きれいなものを観るのが好きです。 国内の都道府県はすべて訪れました。 海外はアジアを中心にまわっています。
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