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カテゴリ:読書記録(小説・その他)
今回もアンソニー・ロビンズの本をまとめていきます。
前回に引き続き、「ネガティブな十の感情」について、まとめていきたいと思います。今回は、前半の5つの役割について説明していきます。では、いってみましょう。
①不快―「視点がずれている」というシグナル「不快」の感情とは、「何かがおかしい」というメッセージです。退屈、焦燥感、不安、苦悩、軽い困惑といった感情として現れます。
「視点がずれている」など、行動が思い通りの結果につながっていないと考えられます。
不快の解決策は、 ①心の状態を変える ②自分が何を望んでいるかを明確にする ③違うやり方、行動を試し、現状に対する感じ方が変わるかを見る の3ステップです。
②恐怖―「何かに備えよ」というメッセージ「恐怖」は、不快が「この先、とんでもなく大きな苦痛が自分を待っている」と思うようになると現れます。ちょっとした心配、強い不安、驚き、ゾッとするような恐怖などの感情です。
恐怖の解決策は、「克服する最善の策を考え、備えは完璧・万全で、恐怖が現実になることはないと信じること」です。
③傷心―「期待を裏切られた」という喪失感恐怖が現実になった時、経験するのが「傷心」です。心に傷を負った人は、急に人に食ってかかったりします。これは他人を信頼できなくなるからです。
この喪失感が心の傷になります。傷心が発するメッセージは、「期待を裏切られた」ということです。
傷心の解決策は、 ①現実には何も失っていなことに気づく。相手はあなたにそれほど大きな影響を与えているとは思っていない ②状況を見直す。自分の判断に問いかける ③相手に喪失感に悩まされていることを伝える。“本当のところ”がはっきりすれば、またたく間に心の傷は癒える の3ステップです。
④怒り―「ルール、規範が侵害された」という叫び傷心(心の傷)を放置すると、どんどん深くなります。それが「怒り」に変わります。イライラ、腹立ち、怒り、憤慨、激怒、激高などの感情です。
怒りのメッセージは、人生のよりどころとしているルールや規範が、誰か(時には自分自身という場合もある)に侵害されたということです。
怒りの解決策は、 ①誤解している可能性もある ②自分のルールが正しいとは限らないと知る ③何を学び、どう説明すれば相手に理解してもらえるか、を自問自答する。それでも腹が立つなら、自分の認識や行動を変えてみる の3ステップです。
⑤欲求不満―「自分ならもっといい結果を出せるはず」怒りが収まらない時や、自分で決めた規範を守ることができない時に、「欲求不満」になります。通行止めや、どんなに努力しても報われない、というときに出てくる感情です。
欲求不満からのメッセージは、「自分なら、もっといい結果を出せるはずだ」との主張です。
欲求不満の解決策は、 ①出てきた感情を「よき友」と認識し、柔軟に新しい方法を見つける ②情報を集める。方法・手本・アドバイスを見つける ③楽しみ喜ぶ の3ステップです。
いかがでしょうか? 今回は、「ネガティブな十の感情」の役割の前半を説明してきました。明日は、後半の5つを見ていきましょう。お楽しみに。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】 アンソニー・ロビンズの運命を動かす 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ] アンソニー・ロビンズの自分を磨く 世界NO.1カリスマコーチ [ アンソニ・ロビンズ ]
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Last updated
2021/07/12 05:59:51 PM
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