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カテゴリ:葛飾区
金町に浸り切った日々はもう数か月前のことでしょうか。ぼく向きの酒場などもはやなかろうと絶縁状態となりつつあった金町ですが、一軒の酒場との出会いが突破口となり、立て続けに金町に通うことになったことはすでに報告済みです。とはいえ金町贔屓のモチベーションは長続きすることもなく、またも疎遠な関係となり果ててしまったわけですが、今回の一過性の金町巡りの日々で得られたのは酒場の知識だけではなかったのであります。
といったような無駄口で紙幅を埋めておくとして、この夜の目当ては実は「洋菓子の店 モガール」だったのです。実は、最近古風という言い方は似つかわしくないか、そうクラシカルな洋菓子がとても美味しく思えるのです。こんな酒場ブログを書いているから、ぼくが甘い物には興味がないとご想像の方もおられるかもしれませんが、実のところ甘い物は大好きなのです。目がないと言うと少しばかり過剰な物言いになりますが、今世紀初頭のパティシエブームの際にはそれこそ有名パティシエのみならず、各地の洋菓子屋を経巡ったものです。甘い物への関心は洋菓子に留まらず、和菓子にも至るのでありまして、これまた各地を食べ歩いたものです。そして辿り着いた結論は、シロウトの甘い物マニア程度で入手可能な和菓子としては、名古屋が最高で、がくんと落ちるけれど次が仙台ではなかろうかと思うのです。京都や金沢、大阪や福井、そして当然に東京もそうだけれど、あちこちご当地の菓子自慢をする人もいるけれどぼくの出した結論は名古屋なのです。喫茶巡りもそこそこに和菓子屋巡りをしたこともあるぼくが言うのだから同意してくれる方もおられると信じたい。とたらたと甘いものへの情熱ほとばしる発言をしてしまったけれど、今は甘いものではクラシカルな洋菓子が好みです。特により特化して言えばサヴァランがお気に入りなのです。ババと呼ばれたりもするようだけれどそれが言語の差なのかそういった仔細には通じておらぬのです。ともかくクラシックな洋菓子のサヴァランがあるのはクラシックなお店ということで、かねてから目を付けてはいたのだけれど、ようやく思い切って買いに行ったのです。そして無論、美味しかったのでした。 まあ、サヴァランを買ってそのまま帰っても良かったのだけれど、つい先般お邪魔した「居酒屋 又来家」に立ち寄ってしまいました。まあ普通に感じの良いお店で特段に特筆すべき特別な点などありはしないのだけれど、せっかく書き出したのだけれど、やはり書きたいことなどそれほどありはしないのであります。でも居酒屋なんてのは不満が出ないならそれで言うことなしなのであります。お店にはわれわれ以外にお客さんはおらず、店のご夫婦も時間を持て余し気味にぼんやりとしておられます。先般お邪魔した際にはそれなりのお客の入りだったのですが、この日は土曜日だったからなんでしょうか、めっきり入りが良くないのです。この間のお客たちを思い起こすと半分が労働者諸君、残りの半分が御隠居さんという見立てであります。前者は家庭の事情とかあり得ますが、後者はいつだって日曜日みたいなものな気がするからどうしたものだろう。揃いも揃って孫が遊びに来ているとも考えにくいしなあ。せっかくの土曜日に自宅からけして近くもない居酒屋で刺身やお好み焼を肴に過ごしているのもどうかと思うのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/05/29 08:30:09 AM
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