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カテゴリ:葛飾区
亀有に浸り切った日々はもう数か月前のことでしょうか。ぼく向きの酒場などももはやなかろうと絶縁状態となりつつあった亀有ですが、一軒の酒場との出会いが突破口となり、立て続けに亀有に通うことになったことはすでに報告済みです。とはいえ亀有贔屓のモチベーションは長続きすることもなく、またも疎遠な関係となり果ててしまったわけですが、今回の一過性の亀有巡りの日々で得られたのは酒場の知識だけであったようです。
さて、亀有の酒場も大分経巡ってしまっているので、もはや残された酒場はそう多くなさそうです。ここはまだ知らぬはずだっただろうかと迷い迷いお邪魔する酒場では、大概の場合、やっぱりここは知ってるなあ、なんてことになりかねぬのです。しかし、「炭火焼鳥金たろう 亀有店」は、きっと来ているなあと分かってはいたけれど、余りにも客の入りが良いものだから、その人気の所以を知りたいがために入る事を決めたのでした。予め申し上げておくと、結局その目的は果たせず終いとなるのでありますが、ともかくも大変繁盛しています。たまたま二人客が帰るのを目にしたから、このタイミングなら通してもらえるだろうという予測が上手い具合に的中したまでで、運が悪ければ入れなかったかもという程度に混んでいるのです。いつも申し上げているけれど、ぼくは混んでいる酒場というのは基本的に敬遠したいと考える方だし、その傾向は以前よりも進行していると思うのですが、それならどうしてここを選んだのかと問われると、それは答えは簡単なことで、かなり歩いて疲弊しきっていたからだという事になります。疲れているから、駅近にしたいしだけどそれなりに間違いのない酒場を選びたい。あっ、そうか、案外多くの人もそのように考えて店選びをしているのかもなあ。というわけでこのお店の客層は千差万別、家族連れもいれば草野球だかの仲間たちやら独り客も少なくないなあ。さて、焼鳥をはじめとした肴は値段はお手頃とまではいかぬものの適正価格でそれなりの味とボリュームでまあ悪くないし、酒はややお高めの設定ですが、ごく普通ではあります。だから悪くはないのだけれど、好きかと言われるとぼくにとってはまあこんなものかという結論に至るわけで、どうしてここまで繁盛するのかは謎のままだったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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