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カテゴリ:荒川区
どうもぼくのように節操なく次から次へと酒場をとっかえひっかえしているとやれコレクターと言われたり、スタンプラリーのようだと散々な言われようでだったらこっそりと黙っていればいいようなものだけれど、根がコレクターなもんでどうも軽々しくヘラヘラと語ってみせてしまうのです。ってやはりシャアシャアと語ってみせてはいるけれど、コレクションというのは本来であればその醍醐味は見せびらかしという点にあるのであって、このブログを書き出すまではぼくだって純粋かつ無目的に酒場巡りをしていたものです。だけれど、以前書きましたが知人らから説角ならメモとか残しとけばいいのに、だったらブログとかで自分達も見れるようにしてくれないかいとか、唆すものだからじゃあ一丁やってみるかと奮起したのが運の尽き。その後は止める勇気もなくズルズルと惰性のようにただ愚直に情報としての価値がないなどと真実ながらも深くぼくをして落ち込ませる避難に知らされつつも匿名性が多少は保証されていることを良いことに厚顔無恥にも続けてきたのでした。って顔は出してないけど。
なんてことは置いておくとして、南千住の駅前のロータリーからすぐの路地の先に向かい合わせでやっている居酒屋さんがあります。一軒は「串焼 羽根や」、お向かいが「おでん居酒屋 さかちゃんち」というようです。どちらも入ってるような入ってないような、どちらともつかぬところです。少しは味のありそうな前者に入ることにしました。店内に入ってもその印しように変化はありません。でも早々と結果をお伝えしておきます。やはり来ていたようです。それも2度来ているのがメモに残されていたのです。南千住には以前は気に入った酒場が何軒かあったので、訪れる際にはその夜の目的地が自然と決まったものですが、今はめっきり少なくなりましたのでこうした迷いから図らずも繰り返し訪れるという事が生じるのです。しかし、以前の感想は記憶から失せているから何とも言い難いけれど、今回改めて来てみてここの肴はなかなか魅力があるし、お値段も手頃である事を記憶に刻み込むことができたのです。まずお通しから立派で奴の上にマグロの切り身が乗ってるのですが、このマグロがそのものでズバリと勝負できる程の美味なのです。なのにマグロのキムチ風味豆腐乗っけとかいった同じような品を頼んでしまいましたが、こちらは辛めの味噌で味付けされてややしょっぱ目だけれど、その分酒が進むのです。逆にポテサラは甘めの味付けでもう少し酸味がある方が好きだけれどそれは精々好みの差であり、ちゃんとしていて納得の品だったのです。こうなると何故以前は少しも感心しなかったのか不思議になります。店主が調理の腕を上げたのか、はたまた店はそのままに人だけが変わったのか。でもこの先、ふと立ち寄る候補の一店としても良さそうです。 あと一軒は定番のお店にしようと向かったのが「鶯酒場(うぐいす酒場)」です。マンションの半地下に押し込まれてもう随分と日が経つけれど、当初は味気なく思えた店舗も何となくこの場所に馴染んできたように思えます。客は馴染みが多いようですが、案外お若い方が多いので、つい前の店舗や前の前の店舗のことを記憶に残す人はいるのだろうかと思ってしまうのです。肴は簡単でいい、と頼むのは糠漬けとフライドポテトとは如何にもセンスが悪いがこれで良いのです。他店でもたまに見掛けるようになったホイスをつい頼んでしまいます。正直、旨いんだか何だか曰く言い難い味だけれど、これを呑むとウグイスに来ているなあと思えるのです。相変わらずのオヤジの無愛想がいいなあ。でも厨房に籠もりっきりだった女将さんの姿が見えぬのがちょっと気掛かりです。この夜は早目に引き上げるつもりだったけれどやはり遅くなってしまいました。そして翌朝は軽い嘔吐感に苛まれるという想定通りの事態を懲りもせず繰り返すのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/08/03 08:30:06 AM
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