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カテゴリ:喫茶店
まず向かったのは、都立家政駅です。この日は、池袋駅の東口から新宿駅西口に向かう西武バスに乗車してみました。この路線はなかなかに便利な路線で、西武新宿線の中井駅、JR中央線の東中野駅、東京メトロ丸の内線の中野坂上駅などを経由するルートとなっていてぼくにはかなり利用価値が高い路線であることをつい最近に知ったのでした。でもこの日は西武新宿線に用があるので、中井駅にて下車、西武新宿線に乗り換えて都立家政駅に向かうのでした。
目指したのは、「コーヒー屋 珈琲館」です。下り列車からは踏切を渡ることになります。随分前に訪れた際はお休みだったのです。この日はやっていました。10人は入れそうもない古いカウンター席だけの店内は、喫茶マニアたちの琴線を揺さぶるというほどの派手な装飾はありません。かつてのぼくならやはり、古いことは古いけれどさほど興奮はしなかったかもしれません。でも今のぼくにはこういう飾り気はなくともしみじみと気持ちの鎮まるような穏やかなお店がとても気に入っているのです。マスターがとても気さくな方で、常連が来る前だったこともあって、コーヒーやこのお店についていろいろお話を聞かせていただけました。前回せかせかした気分の時に入らなくてよかったかもしれません。 モダンな内装で知られるらしい「つるや」は、実は結構楽しみにしていたのですが、残念ながらお休み。またのお楽しみですね。 ここから西武池袋線の練馬までは歩くことにします。途中、「コーヒー&スナック ボン」、「喫茶 ぱすとおる」などを見かけますが、いずれもお休みなのかはたまた閉店されたのか判然としません。さらに練馬駅方面に進むと、お馴染みの「丸十ベーカリー」がありました。この酵母繫がりの系列店は都内各地で見掛けますが、ここはかなり古い感じがします。お客さんもよく入っていてついつい店に入ってしまいました。ここは種類も量も豊富だなあ。そしてそのどれもかしこもが美味しいのです。丸十のパンは大抵が安いのだけれど、安いなりの商品が多かったという印象がありますが、こちらのは価格的にも他店より安いけれど、それより何より旨いのが素晴らしい。いつものお決まりのセリフですが、このパン屋さんはホント近所にあったらいいなあ。 どうにも気乗りのしなかった練馬駅前の「マッシュポテト」に入ってみました。喫茶として利用するのはちょっと厳しいかな。 そのすぐそばの「アルカション(ARCACHON)」では、缶の素敵なデュネットというお菓子を購入しました。予想外の小ささとチェック済みの値段とのギャップに迷ったけれど、思い切って購入。これがまあなんまあ美味しいことか。お酒のお供にもぴったりですが、うっかりするとあっという間になくなるのが難点です。 桜台駅では「ちゃてい」に入れました。これまで何度となくトライしたのですが、ようやく悲願が叶っての入店です。住宅街の喫茶店らしいといえばそれまでですが、苦労して訪れたという感慨で満足しました。 やはり桜台の「オオナミ」というパン屋にも立ち寄りました。個性的な店主が一人でやっているという触れ込みのお店でしたが、ぼくに語り掛けたいとは思わなかったようで、さほど忙しくなさそうにお見受けしましたが特に言葉を掛けられることもなく数個買い求めて店を出ました。カレーパンは巨大でなかなかおいしかったです。 さて、西武池袋線からは少し逸れて、要町駅前までやって来ましたがそれも通り過ぎてハタボウルの裏手にある「COFFEE RESTAURANT ミナミ」にお邪魔しました。この日、最後の目当ての場所に向かう前にふと思い出して立ち寄ることにしたのです。どうしたものかここにも今まで入れたことがありませんでした。巡り合わせでどうしても店に嫌われる場合ってあるのですね。店内は特別どうってこともなく、まあ入れて胸のつかえが取れたという気分ですが、看板犬がやたらと吠えられてしまいましたが、やはり可愛くて癒されました。 最後の目当ては、梵寿綱の建築物件、「PETTI ETANG」を眺めることです。これらの建築物件群を梵寿綱という人のものであることを知り、ネットで情報を調べるうちに知った物件でありますが、それを見た瞬間に池袋の住宅街奥の余程のことがなければ、行くこともなさそうなここがどこであるかを知ったのでした。なぜ分かったか。この裏手の通り沿いで暮らしたことがあるからで、もっと早くに思い出してもよかったと思うのでした。女神のレリーフなど一部が剥落している個所も見受けられたのでご覧になりたい方はお早目がお勧めです。不審者扱いされない程度にエントランス内も拝見しました。カッコ良かったなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/06 09:30:07 AM
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