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カテゴリ:葛飾区
亀有に限ったことではないかもしれないけれど、町を歩いていて酒場を求めていてもどうしても見落としてしまう店というのはあるものです。こう言っては失礼かもしれぬけれど、そうした見落としがちな酒場の存在に気付くのは程々に酔っ払って、後もう少し、そう2杯とか3杯も呑んで切り上げようかななんて思うタイミングだったりする訳です。つまりは、後はもう何処でもいいし、肴なども形だけ頼んでおけば良かろうなんて思ったりする時なのです。特に独りだともう少し粘ったりもするのだけれど、誰かと一緒だったりするとさらにその傾向は高まるのです。亀有ではまさしくそうした状況下で何軒ものそういうお店にお邪魔しており、その中には良かったお店もあれば当然それを上回る駄目なお店も多かったのです。でもこの夜にたまたま立ち寄ることになったお店は凄くいいわけではないかもしれないけれど、〆の店には適当なちょっといい感じのお店だったのです。
「居酒屋 古里屋」という長屋風の建物はかつて通り掛かったこともあるだろうし、もしかするとこの店は案外新しい感じだからここが開店する前のお店にお邪魔していたかもしれません。カウンターが主体で卓席は2人掛けの止まり木風のがあっただけだった気がします(写真を見たら大体記憶と一致していました)。すでにいい具合に酔っていたわれわれには不安定なテーブルより寄っかかってもへたり込んでも安全なカウンター席が望ましいのでした。近頃のこじゃれた風の居酒屋なんかにこういうぐらぐらのテーブルが見られるけれど、あれはぜひともやめていただきたい。酷く酔っ払っていなかったとしても興奮して卓脚を蹴飛ばしてえらい目に遭うことがあるのだ。さて、他にお客さんは一人だけで主人は暇そうにしているけれど、注文を促すような素振りがないのはありがたい。注文した砂肝揚げやホタテと青菜炒めらしき品をチャチャっと手早く調理すると、すっと引っ込んでくれるのです。駅からちょっと遠いのが難点となっているのかもしれぬけれど、店の雰囲気としては駅前で帰宅前にちらりと立ち寄るといったタイプの酒場に思われ、こうした軽く立ち寄れる店が増えることを期待したいのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/14 08:30:07 AM
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