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オフミの温泉メロディ

オフミの温泉メロディ

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Apr 22, 2006
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テーマ:洋楽(3310)
カテゴリ:ザ・バンド解説

 バンドのオトはしばし「シンプル」と評されますが、私にはどうも不本意です。

 こんなに濃厚なダシが利いているし、さまざまな技巧が駆使されているではないですか?
 私は、ザ・バンドは「玄妙なサウンド」なんだと思っています。

 1958年にバンドを結成、 ロニー・ホーキンス、ボブ・ディランのバックバンドなどを経て、1968年このアルバムでデビューしました。

遅咲きの演歌歌手がしばしば大成するように、ザ・バンドもこのアルバムがロック界に大きな衝撃を与え、たちまちロック界の超実力派バンドとして尊敬を集めるようになりました。
 全員がボーカリストでありマルチプレイヤー。
 だから曲ごとに微妙に印象が入れ替わり、聴き飽きるということがありません。

  ときどき取り出して聴くたんびに、ああ~ええな~という気分になれます。
 「一ヶ月ぶりのお風呂感覚」とでも言いましょうか(汚ねぇ!)。

 しかもこのサウンドはもう二度と再現されることはないのです。

 1976 ライブ映像「ラスト・ワルツ」を残しバンド解散
 1986 リチャード・マニュエル 自殺
 1999 リック・ダンコ ウッドストックの自宅で病死

 さあ、湿っぽいハナシはやめにしてロック界最高のサウンドを味わいますか・・。
 こりは★★★★★以外は考えられそうもありません。

1.Tears of Rage

 あ~、なんて物悲しいボーカルでありサウンド。
 リチャード・マニュエルのヴォーカルが入った瞬間、ぐっと引き込まれます。

 ドラムのフレーズも大変よろしいのはもとより、レヴォンは実にサウンドづくりに独創性をみせております。小学校の通信簿では「創意工夫」の欄に◎がついていたに違いありません。
 
 ここではスナッピー(スネアの裏にあるギザギザの針金ね)を外してポポンという音にして叩いてる模様です。しかしタメたタイミングですね~。半拍遅らせているとインタビューで語っていました。

2.To Kingdom Come

 イイ曲!ドラムのAメロの頭に入るオカズが、入れ替わるボーカルが、アクの強いギターソロが、すべて楽しい。よく動くベースもホント聴き飽きません。

3.In a Station

 これもイイ曲!(おい・・)
 歌詞、曲にそれぞれが最高の味付けをしてます。
 「真・中華一番!」から引用すれば、
 「まさにー中国料理海最強の夢組が料理の王道楽土をつくりだしている・・!!」
 といった感じですね(おい・・)。  (出典:「中華一番」)

4.Caledonia Mission

 曲もいいが、ドラムのハイハットの音が渋くてナイスですっ。

5.Weight

 バンド最高のメジャー曲です。
 誰にでも好かれるメロディ、必然にして的確な演奏、
 コーラスも彩り豊かで、「風土」を感じます・・。

  歌詞についてはこの「なつメロ英語」に大変よく紹介されています。

  http://www.eigo21.com/03/pops/weight.htm
  ロビー・ロバートソンは歌詞には全然関心のないヒトだったとか。

6.We Can Talk

 どうしてこういい曲が続くかな。クラプトンが憧れるわけです。
 ガース・ハドソンによる泥臭く華麗な(?)キーボがいかにもバンドです。

7.Long Black Veil

 アルバムの中ではシンプルな構成の曲です。これが一番印象に残りませんが、聴き込むとよくなります。

8.Chest Fever
 
 うなるようなキーボの後に、「のたっ、のたっ」と入ってくるドラムがよいです。
 ベースがコード弾きのようなことをしていますが、これは何という奏法でしょう。
 途中曲調が変わったところがレトロでいいんだなあこれが。
 こういう展開、当時ムーンライダースとかも参考にしたかなあ、という気がしますね。
 後半、キーボとベースが呼応しあう感じになるのが素敵です。

9.Lonesome Suzie

 超名曲だなあ。なぜかこの曲だけ甘いエコーが・・(笑)。

10.,This Wheel's on Fire

 この曲も若いときから大好きでした。
 この哀愁を帯びたメロがなんともいえません。

11.I Shall Be Released

 この曲、何回聴いたかわかりません。
 Weightと続けて聴くと、なんとなく新訳聖書の世界に入ったような気分になるのでありました。今聴いても超名曲。

 このサラララッていう音はブラシ叩いてるんじゃなくてスネアをギターのように持って、スナッピーをひっかいて出したんだそうです。ど、どうすればそのような発想が。
 最後にアメリカの公式HPからいただいたSong-by-song Creditsを。


1. Tears Of Rage
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ & Soprano Sax
Levon Helm: Drums & Tamburine
John Simon: Tenor Sax
2. To Kingdome Come
Robbie Robertson: Lead Vocal & Electric Guitar
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Bass
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ
3. In A Station
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar & Acoustic Guitar
Garth Hudson: Clavinette & Electric Piano
Levon Helm: Drums
4. Caledonia Mission
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal
Robbie Robertson: Electric Guitar & Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
Levon Helm: Drums
John Simon: Piano
5. The Weight
Levon Helm: Lead Vocal & Drums
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Hammond Organ (cut)
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Piano
6. We Can Talk
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Levon Helm: Lead Vocal & Drums
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
7. Long Black Veil
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Electric Piano
Levon Helm: Back Vocal & Drums
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ
8. Chest Fever
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Rick Danko: Bass & Violin
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ & Tenor Sax
John Simon: Bariton Sax
9. Lonesome Suzie
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Rick Danko: Bass
Levon Helm: Drums
Garth Hudson: Lowrey Organ & Soprano Sax
10. This Wheel's On Fire
Rick Danko: Lead Vocal & Bass
Richard Manuel: Back Vocal & Piano
Robbie Robertson: Electric Guitar
Garth Hudson: Clavinette (with Fuzz) & Lowrey Organ
Levon Helm: Drums
11. I Shall Be Released
Richard Manuel: Lead Vocal & Piano
Levon Helm: Back Vocal & Drums
Rick Danko: Back Vocal & Bass
Robbie Robertson: Acoustic Guitar
Garth Hudson: Lowrey Organ



ザ・バンド/ミュージック・フロム・ビッグ・ピンクザ・バンド/ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク






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最終更新日  Jan 8, 2011 06:05:32 AM
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