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テーマ:温泉について(1678)
カテゴリ:東北以外の温泉
20年位前までは結構ゴージャスな旅館に泊まっていた。今は子供たちの教育に金がかかったりして、かえって質素な旅をするようになってしまった。
今回は思い出に残っているゴージャスな和風旅館のベスト5を考えてみた。 ベスト1.山代温泉 あらや滔々庵 亡父と宿泊。創業1639年の老舗。山代開湯時からの湯守であった。 この宿は、愛読していた山口瞳先生の「温泉に行こう」で紹介されていたので選択した覚えがある。 当時宿泊した「新館」は、1フロアに4室しかない贅沢なつくりだった。 専門の女中さん(女装した志村けんのような人だった)が話をしながら浴衣をもんでやわらかくしてくれていたのが記憶に残る。 大浴場は広々としており、湯はゴムのような匂いがした。前日、金沢の「つる幸」という物凄くうまい店で食事をしたところだったので不利ではあったが、今思い浮かべるとここの料理も非常に旨かった。美しい九谷焼の器で、丁寧に作られた加賀料理が一品づつ運ばれてきた。あのこうばこ蟹も絶品だったなあ・・。 廊下には本物の魯山人作の鳳凰の衝立が置いてあり非常に驚いたことも、今書いていて思い出したことである。 今HPを見ても、あまり印象は変わらない。そうそう、街中にあるのに窓越しに見る、裏山を借景にした庭は野趣溢れて、とても美しかった。 今は露天風呂もでき、ますます良さそうである。 やはりここが、また訪れたい宿のベストである。 このほか、気になっているのは 山代温泉 白銀屋 1624年創業、山代温泉に佇む有形文化財登録の宿。「白銀クラシック」、「加賀モダン」をテーマにリニューアル。情緒あふれる外観はそのまま生かされているところが嬉しい。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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