|
カテゴリ:環境問題『不都合な真実』について
「このシリーズの結論2です」
「イギリスで出された判決」についてすべての項目について検討してきましたが、アル・ゴア氏主演の『不都合な真実』の内容に関して「ゴア氏のように推測することは非科学的である」などとはいえません。むしろ、ていねいに検討してみると「判決」のほうが妥当でない可能性が高いのです。 そもそも、裁判所が『不都合な真実』の科学的な誤りを断定すべきなのか、裁判官に「判断」するだけの充分な力量があったのか、ゴア氏不在のままで公平な判断ができるのか、そのような問いかけがなされないままに「『不都合な真実』に9つの科学的な誤り」という言葉が一人歩きしてきました。このことについて、多くの人々が何の疑問も感じないとすれば、その方がむしろ危険ではないでしょうか。 また、「専門の科学者」でもないアル・ゴア氏が力を尽くしてデータを集め「地球の未来についての予測や警告」を発しているこの映画に対して、「疑わしい点」を並べ立て、氏をデマゴギー(あるいはペテン師)のように主張することが生産的であるとは思えないのです。 むしろ、私はアル・ゴア氏の活動についてその社会的な意義を評価したいと思います。何よりも氏の活動や『不都合な真実』は、人為的な活動を原因とする地球温暖化の進行への警鐘を鳴らし(イギリスの高等裁判所もこのメッセージそのものは適切であるとして「上映さしとめの請求」は退けています)、多くの環境運動家や政治的な指導者、宗教的な指導者にも大きな影響を与え、地球温暖化対策に関する論議・実践に大きな一石を投じることとなりました。「異論覚悟で“ノーベル平和賞”が決定された」ことに関しても、そのような背景が確実にあります。 「『不都合な真実』に9つの科学的誤り」の誤り PDF版 日本ブログ村と人気ブログランキングに参加しています ↑ よろしければクリックして投票・応援いただけますか (一日でワンクリックが有効です) 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに (yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.08 22:59:29
コメント(0) | コメントを書く
[環境問題『不都合な真実』について] カテゴリの最新記事
|