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殿上人日記

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2016年10月05日
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カテゴリ:カテゴリ未分類



この日記も、途中で下書きをしたはずなのにされて
なくて消えてしまったので書き直し。NHKの音楽番組の
スタジオ収録の観覧に当選して一人で出かけた東京

収録は午後からなので、午前中は皇居付近をうろうろ
する事になりまして




東京駅から皇居へてくてく。二重橋から桜田門を見学し

霞が関までを紹介しましたが、その後に地下鉄を使って
降りた駅は九段下。久しぶりにゼロ戦を見たいと思い
やってきたのは靖国神社。
第二鳥居(青銅大鳥居)は
明治20年の建立で、青銅製の鳥居としては日本一大きい




第一鳥居は大正10年に日本一の大鳥居として建てられ
「九段の母」に、
空をつくよな大鳥居とも歌われもしたが
老朽化に伴い撤去され、戦後に銅鳥居として再建





中門鳥居は平成18年に建て替えられたばかりの素木鳥居で
埼玉県産のヒノキが用いられている。他に石製の鳥居があった
そうだが、どこにあったのかいまいち覚えも。写真自体もないし

「鳥居」とは、神域人間が住む俗界を区画する結界であって
神域への入口を示すものである



靖国神社とは九段坂の上に東面して鎮座する、日本の軍人
軍属等を主な祭神として祀っている勅祭社祭礼に際して
天皇により勅使が遣わされる)で、かつての別格官幣社であり
格式の高い神社である




元は東京招魂社といい、創建当初は軍務官(直後に兵部省に
改組)が、後に内務省が人事を所管し
大日本帝国陸軍の陸軍省と
海軍省が祭事を統括した。
明治2年、薩摩、長州を中心とした
政府軍と、徳川や会津藩を中心とした東北諸藩が激突。戊辰
戦争で勝利した政府軍が官軍と称され、敗れた幕府軍は賊軍と
なってしまった。




明治維新を偉業を後世に伝え、近代国家建設の為に命を
失った「官軍」の犠牲者を慰霊顕彰しようと、明治天皇に
よって創建
された。常燈明台は明治4年に東京招魂社に
祀られた英霊の為に、また東京湾の漁船の目印に建立
されたそうである(再建?)





明治26年に大浜氏廣によって作られた日本初の洋風銅像は
長州藩出身で、
東京招魂社の創始者である大村益次郎の姿だ
西洋兵術などの才能を、桂小五郎に買われて戊辰戦争では
その手腕により新政府軍を勝利に導く。明治維新後は軍の
全権を担い、軍隊の西洋化を奨め日本陸軍の礎を築いたが
明治2年に、過激な攘夷派に暗殺をされてしまったそうだ





戊辰戦争に始まり、西南の役(政府軍のみ、西郷隆盛は
反逆者なので祀られていない)、日清戦争、日露戦争・・・
度重なる戦争に出兵し、国に命を捧げた英霊を祀って
きた靖国神社であるが、現在の宮司さんは
江戸幕府15代
将軍、徳川慶喜のひ孫にあたる方で、芝東照宮に
奉職し
靖国の宮司になられたそうだが




国を憂うる気持ちは同じだが、敗れて賊軍となってしまった
徳川幕府軍の総大将のご子孫であるのだから皮肉なものだ
2019には靖国は創立150年を迎えるそうで、
週刊ポストの
2016年10月14・21日号には、有力国会議員らが明治政府に
逆らったというだけで、彼らも国に殉した事にはかわりがないと
徳川幕府軍や、西南戦争の薩摩側の戦死者なども合祀を
するように申し入れをするというのだ




そりゃ既に靖国に合祀されている、第二次世界大戦後の
東京裁判で、敗戦の将として有罪となり死刑となったA級
戦犯の人たちのように、中国や韓国からの反発はなさそう
だけど、どうなる事だろう




靖国神社には、戦争で亡くなった方が祀られているほかに
彼らの遺品や、戦争にかかわるものも展示がされており
(ロビー以外は撮影禁止、有料) 一般の参拝者も見学が
できる。それらが収蔵されているのが
遊就館で、入って
すぐのロビーの展示物のみ、写真撮影も出来るのだ




ご年配の団体さんや欧米からの見学者もいたが、戦争の
状況などをわかりやすくパネルで紹介しているので、それは
外国語表記もされているので、欧米の方も熱心に読んでは
いるのだが、肝心の遺物などは日本語表記のみってのが
多くて、ちょっと残念。それ信長のかもしれないよ~とかね




2階の戦争にかかわる展示コーナーでは、それこそ
映画やドラマで見知っていたり、教科書にも載るような
古今東西の戦いにまつわる品や、有名な軍人さんの
ご遺品やゆかりの品などもあった。お~、これが栗林
中将の絵ハガキかとか、官軍の獅子舞みたいな頭の
被り物も赤が土佐、白が長州、黒が薩摩なんだとか




この前映画でやってたばかりの「日本のいちばん長い日」で
役所広司
が演じた阿南陸軍大臣が、自決をした時の血染の
遺書や自決時の軍服とか。歴史に名を残した人たちの彼らが
生きた証は、見逃せないものばかりだ




後半になると歴史などに名を残る事もなく、残された家族や
知人の心にのみ残された、一般の人たちのご遺品の数々
軍人さんだけではない。
軍の要請に基づいて戦闘に参加を
した人たち。
学徒動員された学生ら、医療従事者、警防団員
対馬丸で海に沈んだ疎開児童たち




戦争の名のもとに命を失ってしまったかけがえのない家族
友、愛する人。そして死を覚悟して愛する人たちを残して
行かねばならぬ若者たち。もったいないからと10年に1度
しか映画館にいかない旦那が、シンゴジラを見てからまた
映画「永遠のゼロ」が見たいというので借りてきて、お相伴
させて貰った




私が
遊就館でゼロ戦を見たと自慢した(旦那は見た事が
ないから)影響をしたのかもしれない。ひきょうものだの
臆病者だといわれた航空兵の宮部久蔵。彼の事を全く
知らない孫らが
おじいちゃんがどんな人であったのかを
高齢になった戦友を尋ね歩き、その実像に迫るという
ものだ





ネタバレだけど、生き残る事に執念を燃やした彼は、決して
死になくないのではなく、生きて戦場から家族のもとに帰ら
なければならなかった。自分を頼りとする妻や子供を不幸に
したくはなかったのだ。しかし、そんな久蔵は生きて帰れぬ
特攻機に乗る事となってしまう




前回紹介をした島倉千代子はNHK紅白歌合戦に35回も
出場を誇っているのだが、ただの1度も東京だよおっ母さんを
歌わせてもらう事がなかった。しかもNHKの他の歌番組でも
2番は歌わず、1番と3番を歌唱していたという。私も今回の
ブログを書くときに、はじめて2番を聞いたような気も。旦那も
2番は知らなかった

島倉千代子「東京だよお母っかさん 」




田舎から出てきた年老いた母親を東京見物させるだけで
えらい感傷的な歌い方だなぁ~。なんて思っていたけど」
2番を聞いて納得。
大陸からの引きあげ船が帰り着く港で
帰らぬ息子を待つ二葉百合子の岸壁の母とともに、
この
歌が大ヒットした謎も解けた。優しかった兄さんが桜の下で
待っているからこそ、老いた母親は東京へやってきたのだ




靖国のやの字もないけど(九段坂はあるが)、紅白で歌えなかった
昭和の大ヒット。その母に共感をするおっかさんは当時、日本中に
いたはずなのに。この木は東京の桜の開花を告げる標準木

島倉さんが
3年前に亡くなられた時の追悼番組で、紹介をされた
エピソードに硫黄島の話がある




彼女のマネージャーがパッと水を飲もうとしたら、島倉さんは
「あなた何やってるの。ここで水も飲めずに亡くなっていった
方々がいらっしゃるのに」と叱責をされたそうだ。靖国神社の
境内には海外のあちこちの戦場の石などもあった。私の母も

私が、新婚旅行で海がきれいだからサイパンに行きたいと
言ったら





「ここあたり(実家)の若い人たちが幾人もサイパンに行って
帰ることはなかった。そのような所に遊びに行くものではない」

と叱られた。日露戦争において千名ほどの陸軍将兵と軍馬
三百頭、武器弾薬を積んだ運輸船の常陸丸が日本海において
ロシア艦隊から集中砲火をあびて撃沈した時の慰霊碑





プロ野球選手の絵馬もあった。
神風特別攻撃隊隊員として
戦死をした名古屋軍(中日)の
石丸進一投手や、沢村賞に
名を残す
大日本東京野球倶楽部(巨人)沢村栄治投手など
69名のプロ野球選手が戦死をされているという。好きな事を
自由にできる今に生きるという事は、どれだけ恵まれている
のかを心したいものだ




           平成28年9月に東京九段で撮影

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最終更新日  2016年10月05日 20時58分55秒
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