テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:洋画-2007年
★★★+
鑑賞No:01791 製作:2007年 監督:リチャード・シェパード 出演:リチャード・ギア/テレンス・ハワード かつて紛争地域から伝説的なレポートを送っていたサイモンだったが、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の現場から生中継中に横言を吐き、クビになってしまう。一方、サイモンとコンビを組んでいたカメラマンのダックは本国に戻され出世していた。その二人が数年後、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで再会し、サイモンはダックに大きなネタがあることを告げ、協力を求めるが・・・・。 実録記事を基にしているが、すべて事実というわけではなく、虚実入り混じった作品。 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は時々ニュース等で知ることはできるが、やはり日本とは別世界での出来事のようにとらわれており、改めてこのような映画を観ることで戦争の悲惨さ、戦時下における非道な殺戮などを見せつけられ、恐怖と怒りを感じる映画となった。 いい感じで老境の域に達しかけているリチャード・ギアが落ち着くどころか、熱いジャーナリストを好演しています。すぐに暴走してしまうサイモンを相棒のダックがうまく抑えながらストーリーは展開しますが、観ていてうらやましい感じのコンビで、緊張感あふれる状況の中でカンフル剤のようなコミカルな会話が交わされるため、適当にホッとします。エンディングで事実に関するテロップが流れますが、改めて政治の世界で大きな力が働いていることが分かり、嫌な気分にさせられます。そのため、ラストシーンは出来すぎのようなフィクションですが、ちょっと胸がすくのでは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋画-2007年] カテゴリの最新記事
|
|