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カテゴリ:フレンチ
昼は、やっと念願のビストロ ラ シブレット(台東区浅草橋2-27-5 03-3863-6232)でランチ。「良さそうな店が出来たわよ」と妻に聞いたのが数ヶ月前。その後も沢山の信頼できる筋から良い噂しか聞かなかったこのビストロ ラ シブレットにやっと伺うことが出来た。まさに噂に違わぬすばらしい店。この界隈は、ビストロ カンパーニュ、モンペリエとフレンチのレベルは高いエリアなのだが、一歩以上抜きんでた存在だ。
11時半に寄ってみると、既に行列で、出遅れたかと思ったのだが、まだ店が開いていなかっただけで、座ることが出来た。カウンターはキッチン向きが6席、後ろ向きが2席、テーブル1卓のフルキャパシティーで12席の小さな店だ。シェフとフロアの2名のみでオペレートしている。 シェフは、個性派俳優の阿部サダヲさんの体格を良くして、目を鋭くした感じ(意味不明?)。極めて手際よく、同時並行でテキパキこなしていて、それだけでも期待感がいっぱいだ。 メニューは約6種類からメインを選ぶようになっていて、基本は1050円。今日は2種類が+800円だった。私は、その+800円のメニューの一つである牛頬肉の赤ワイン煮込みをオーダーした。 小さなバジルのスープで始まる。これが香り高い。やはり期待通りだ。 メインの塊のように大きな牛頬肉の煮込みがたっぷりのマッシュポテトとともに現れた。そのボリューム感に圧倒される。さらに、別皿でグリルしたトマト(しっかり熱い)と半熟玉子、サラダ菜などのサラダが供される。牛頬肉の煮込みは、柔らかく上品な味で上に乗せられたトリュフとともに食べると文句無く美味しく、マッシュポテトも丁寧に作られておりかつ温かく美味しい。 マッシュポテトが美味い店に間違いは無いと日頃思っているのだが、まさにその思いを強くした。しかも適温を保って出していることに感銘を受けた。 そしてカヌレとみかん半分で終わる。カヌレは、まだ荒削りな感じで若さがでた印象だが悪くは無い。 全てが湯気の出てくるような熱々の料理で、同時並行であるにもかかわらず、ガーニッシュを含め、一切の手抜きが無くかつ適温で供される、シェフの気合というか勢いというかエネルギーと言うか、そんなものが料理を食べるだけで伝わってくるような、生命の躍動感を感じさせるような久しぶりにワクワクするような料理だった。パンも美味しい。 日頃から最近の若いシェフの多くは、前菜は美味いのだが、メインになると勢いがなくなってしまうことが多いと思うのだが、このシェフはメインでも力で圧倒できるいかにも北島亭出身らしい良い料理の作れるシェフだと思った。しかもわずか1850円でだ。ありえないだろう。 もちろん、これだけの直球勝負の料理だけに、まだ荒削りな部分も多々ある。例えば、それはスープの胡椒の分量であったり、がんばりすぎて乗せたトリュフの質だったり、カヌレの焦げ加減であったりするのだが、そんなものはあの圧倒する料理の前ではどうでもいいことに思えてくる。是非とも夜も楽しみたいと思ったが、残念ながら子連れでは利用できないそうだ。 レストラン・飲食店blogランキングへ! 料理・グルメブログランキングへ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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