カテゴリ:JR東日本(山梨・長野・新潟エリア)
「その3」では、甲信地区で活躍する211系のうち、東海道本線から転属した0番台(セミクロスシート車)を取り上げます。
甲信地区の211系は長野総合車両センターに所属し、6両編成と3両編成が存在しています。このうち6両編成は主に中央本線(立川~岡谷~塩尻間)、篠ノ井線(全線)、信越本線(篠ノ井~長野間)で運用されています。6両編成は、東海道本線用の10両編成から付随車(サハ211)とグリーン車2両を抜いて6両編成化したものです。 東海道本線用の10両編成には国鉄時代に製造された0番台(セミクロスシート車)と、JR化後に製造された2000番台(ロングシート車)があり、どちらも長野に転属しています。長野への転属に当たって、耐寒耐雪装備の強化やドアの半自動ボタン設置など、寒冷地を走るための改造が行われています。また、湘南色だった帯色は長野の115系やE127系などと同じ長野色に変更され、印象が大きく変わっています。 なお、東海道本線用の附属編成だった5両編成はサハ211を抜いて4両編成化され転属が予定されていましたが、計画が中止となったため全車両が廃車されています。 写真は甲府駅で撮影した0番台トップナンバー編成のN601編成です。編成は(クハ211-1・モハ211-1・モハ210-1・モハ211-2・モハ210-2・クハ210-1)です。 国鉄末期の東海道本線に「ニューフェイス」として投入され、新風を吹き込んだ211系のトップナンバー編成が現在も活躍していて嬉しい限りです。 大月駅・甲府駅で撮影したN602編成です。編成は(クハ211-2・モハ211-3・モハ210-3・モハ211-4・モハ210-4・クハ210-2)です。 大月駅で撮影したN603編成です。編成は(クハ211-3・モハ211-5・モハ210-5・モハ211-6・モハ210-6・クハ210-3)です。 高尾駅で撮影したN604編成です。編成は(クハ211-4・モハ211-7・モハ210-7・モハ211-8・モハ210-8・クハ210-4)です。 大月駅で撮影したN605編成です。編成は(クハ211-5・モハ211-9・モハ210-9・モハ211-10・モハ210-10・クハ210-5)です。 0番台の車内です。113系や115系と同じくセミクロスシートとなっています。セミクロスシートの211系は、国鉄時代に製造された0番台(温暖地仕様)と1000番台(寒冷地仕様)のみで、JR化後に製造された車両はすべてロングシートとなっています。 クロスシート部分です。角ばっていた113系や115系と異なり、柔らかで近代的なデザインのセミクロスシートとなっています。 N601編成の車番ステッカーです。元々はアクリル製のプレートが付いていましたが、現在はステッカーになっています。 一部車両にはアクリル製のプレートが残っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.02 15:20:04
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