カテゴリ:江戸川
「西の富士、東の筑波」を望める利根運河西口。更に、西の満月と東の朝日を同時に観賞できる場所でもある。近くの朝散人(あささんびと)が、ご来光に拝礼する姿をよく見かける。昔から月に数回巡って来る「日月観(につげつかん)」を特に楽しみにしているのだ。 睦月10日の未明、十六夜の残月を観に運河口へ行く。未明と言っても、日の出時刻は6時49分。淡い桃色の丸い月が玉葉橋(ぎょくようばし)に沈む。玉葉橋は利根運河上流に江戸川に架けられている道路橋(橋長415m、昭和59年完成)。埼玉と千葉に架かる橋なので、それぞれ一字を当てた合成名称。 残月と朝日を交互に観る。この時分の太陽は、南東方向から昇る。運河土手越しとなる日の出を見ながら、今年起る金環日食をふと思う。小満にあたる5月21日の7時半頃なので、この場所でも東北東の方角に、96.5パーセントの日食率で見えるはず。 5月21日東京の日の出が4時31分。日はかなり高くなる。天候に恵まれれば、関東南部ならば何処でも見られる。しかし、空気が澄み、東側に開けた湖沼・海があるロケーションが望ましい。中心食軸は、北浦-浦安-小田原の線上付近という。陸地では都心を避け、霞ヶ浦や鹿島灘海岸が良さそう。 写真-1 利根運河西口から彼方の東京スカイツリーを望む。ライトアップが楽しみ。
写真-2 江戸川の上流・北西の空。十六夜の残月が玉葉橋に沈む。 写真-3 十六夜が明けた利根運河堤防越しの日の出。 写真-4 朝日を浴びた紅の富士山。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年01月13日 21時54分22秒
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