カテゴリ:道、街道
奈良井宿の西を流れる川をひと跨ぎする木製の太鼓橋がある。平成3年に架けられた橋長33mの「奈良井・木曾の大橋」だ。天然木の木曾ヒノキをふんだんに使用した贅沢な橋で、道の駅のシンボル。国道19号道の駅とふれあい公園を結ぶ人道橋である。 中山道(69宿)のうち木曾路とは、急峻な木曾谷を通る街道を主に呼ぶ。「木曾路は、すべて山のなか・・」との文節がある。木曾路には江戸時代11の宿があり、奈良井宿は江戸からみると2番目の宿。奈良井宿から先が、木曾路本番の路。現在は、トンネルで容易に通過できる時代・・。 木曾ヒノキは、戦国時代に砦や築城に大量に伐採された。江戸期に入り、幕府が管理して森林を育成・管理してきた。その後、国営の営林署が管轄して林業が盛んとなる。 切り倒した樹木の運搬は、木曾営林鉄道が担った。レール延長は数百kmにも及んだという。その原動力として活躍した車両が公園の隅にオブジェのように置かれていた。風雪に耐える小さな機関車である。 写真-1 ふれあい公園より奈良井・木曾の大橋を観る。
写真-2 奈良井川をひと跨ぎする木製太鼓橋。スパンは33m。
写真-3 階段は20段。20世紀に因んでいる。 写真-4 木曾森林鉄道で使用していた機関車と客車。
写真-5 木曾路・奈良井宿の案内版。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年01月04日 11時44分57秒
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