Jリーグ 開幕戦の総括
Jリーグの開幕戦、浦和の敗戦がショックで全体で何が起こったのかを見る余裕がなかった。改めて振り返ってみたい。何が起きたのか。マスコミよりも、客観的と思われるJリーグ公式サイトではこう総括されていた。「鹿島が連覇へ好発進。昨季2~6位の上位陣は開幕戦を飾れず」浦和レッズだけではない。昨年の上位陣の2位から6位のチームがすべて結果を出せなかったのだ。これは珍しい現象だと思う。ホーム、アウェイも関係ないのだ。2008Jリーグ ディビジョン1 第1節 ----------------------------------------------------<順当> 鹿島アントラーズ 4-0 コンサドーレ札幌 カシマ 28,152 名古屋グランパス 1-1 京都サンガF.C. 豊田ス 26,102 柏レイソル 2-0 ジュビロ磐田 柏 11,210 FC東京 1-1 ヴィッセル神戸 味スタ 24,390 <番狂わせ>ガンバ大阪 0-0 ジェフユナイテッド千葉 万博 18,093 横浜F・マリノス 1-0 浦和レッズ 日産ス 61,246 清水エスパルス 1-2 大分トリニータ 日本平 19,054 川崎フロンターレ 1-1 東京ヴェルディ 等々力 21,020 大宮アルディージャ 2-0 アルビレックス新潟 NACK 14,380 思えば開幕前、マスコミ、個人、チームとも今シーズンの展望が盛んに語られた(当ブログもその一つ)。びっくりするほど、今年に関しては票が割れなかったように思う(もちろんすべてではない)。鹿島、浦和、大阪、川崎の4強。補強や昨年の戦力維持の中位のチーム。昇格組、昨年の降格争いや主力の抜けた下位のチーム。カテゴリの中での順番は変わるものの、このカテゴリ事態はくっきり別れるというのが、大半の人の見方だっただろう。ところがふたをあけて見れば、ほとんどがひっくり返ったのだ。原因は、下位のチームとしてのまとまりと、上位チームの慢心だろう。(鹿島はゼロックスカップでその慢心を思い知らされていたので失敗することがなかっただけだ)慢心で出遅れてしまった上位チームと、きちんとチームをまとめて仕上げてきた下位のチーム。この優劣の差は、すぐ、第2戦でひっくりかえるのか、それとも長引くことになるのか。上位チームの建て直しVS下位チームの勢い。それが第2戦の見どころかもしれない。特にレッズを破ったマリノスの守備、新潟を破った大宮。ヴェルディ、千葉、大分。みな素晴らしい戦いだった。Jリーグの入場者数は史上2番目だった。こういう試合を続けていけば、リーグ通じて人気があがっていくかもしれない。今シーズン、どうなるかまったくわからなくなった。浦和レッズにとって、楽な試合は一試合もないだろう。そんな中、チームの形をつくらなければ、下位に沈むことも十分ありえる状況だ。では、どうしたらいいのか。フジテレビのすポルトで中村俊輔がチャンピオンズリーグで対戦したバルセロナについて語っていた。「強いチームは必ず攻撃の形をもっている。攻撃の形がないと個の力は生かせない。」「パスを回しているだけではDFは崩せない。バルセロナの選手は、ドリブルでつっかけたあとにパスを出している。だからDFを崩すことができる。日本代表にも足らないことは、ドリブルでつっかけることと、ペナルティエリアに大胆に飛び込んでいくことだ。」そのままレッズにあてはまる。そして開幕戦で結果を出したチームはこれができていたと思う。もう上位も下位もない時代に突入したのかもしれない。毎試合が真剣勝負。読んで頂きありがとうございます。よろしければクリックをお願い致します。→人気blogランキングへ→にほんブログ村 浦和レッズ