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カテゴリ:キウイ
昨日ご近所の告別式に参列致しました。 今年の春、キウイの高接ぎをしてあげた家のご主人です。享年63才。 GWの最終日に私が畑仕事をしている最中に救急車で病院に搬送され気になっておりました。 大変残念です。
このキウイは既に10年以上経過してますが実を付けたことが無く、別品種の枝を接木しておきましょうか。と声を掛けさせて頂きました。
このキウイを確認してみました。 今年4本高接ぎして3本成功したようです。接木した枝が他の枝に覆われてましたので日が当たるように少し剪定を加えておきました。
家のキウイも今年は駄目だったようです。 昨日見ましたら、みんな生理落下してました。 少し肥大しかかって行けそうに見えたのですが。 折角しおさんから花粉を送って頂いたのに生かし切れず申し訳ありません。 幼木のキウイも難しいものがあります。
来年この時期の目標が出来ました。 家のキウイと隣の家の高接ぎしたこのキウイに実を付けましょう。 そして来年の秋、この木から収穫してこの家のご主人のご仏前にお供えをさせて頂きましょう。
それからこのキウイの近くに大きな銀杏の木があります。 10m以上有ります。 昨年まで秋になると木に登って実を落としてみえましたが今年はその姿を見ることがありません。
告別式の最後に喪主の息子さんから参列した皆様に会葬御礼のご挨拶がありました。 息子さんの言葉です。
『普段あまり会話の無い親子ですが、救急車で運ばれてから亡くなるまでの1週間一番良く会話をしました』 『最後の一週間、初めて心が通じ合えた気が致します』
果樹も生まれてから後世に残せるのは実だけです。 人は何が残せるのでしょう。 後世に残す言葉。土壇場になりませんと出て来ないかもしれません。きっと同じだと思います。 このキウイ、家の果樹ではありませんが私の思い出として一生消えることはありません。
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