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カテゴリ:健康最新情報?!
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これぞ 七草」 古くから歌われてきた春の七草ですが、 どんな植物なのでしょうか? クリックすると拡大されます。 ★春の七草の由来 1月7日の朝に七草粥を食べる風習は、平安時代からあったようです。 清少納言の「枕草子」には、 ”七日の若菜、六日、人の持て来……”という一文があります。 正月6日から7日にかけての行事で6日の夜はヒイラギなどの 刺のある木の枝や、蟹のはさみのようなとがったものを戸口にはさんで 邪霊を払い、七草叩きといって、唱えごとをしながら七草を包丁でたたき、 粥を炊き込みます。7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると 万病を払うとされていました。 5世紀頃に記された中国の書物には、正月七日に七種の菜で 羹(あつもの=吸い物)を作って食べれば万病にかからないという 風習があると書かれています。 それが日本へ伝わり、七種の穀物(米、麦、粟、稗、黍、大豆、小豆)で 作った七種粥を食べる風習と混同されて、 邪気を払う「七草粥」になったといわれています。 ただし、本来は旧暦の1月7日の行事ですから、年によって違いますが、 1月の終わり頃から2月の後半ですね。 ちなみに、今年は、2月13日(水)になります。 でも、正月のごちそうで弱り気味の胃を休めるという知恵から始まった という説もありますので、新暦でいただくのもいいのではないでしょうか。 ★春の七草は薬膳料理 春の七草は、薬効成分やビタミン類などを含み、体にとても良く、 日本人の知恵が生んだ薬膳料理といえるでしょう。 家族の健康のためにも末永く伝えていきたい行事です。 今は、スーパーでも七草セットが売られていて簡単に手に入りますし、 全種類揃っていなくても、大根やカブ、セリを入れるだけでも おいしく食べることが出来ますね。 7日には、ご家族で七草粥はいかがでしょう。 ★春の七草の植物 昔は、道や田んぼの周りで普通に見られた植物ですが、 最近は、余り見かけなくなってしまいました。 1.せり セリ(セリ科) 湿地で、せりあって生えることからセリと言われるようになりました。 多年草で、夏に小さな白い花が集まって咲きます。 特有の強い香りが食欲をそそります。 2.なずな ナズナ(アブラナ科) 二年草で、冬の間は葉が地面にへばりつくように広がっています。 春に茎が立ち始め、白い十字形の花をつけます。 花の咲いた後の実が逆三角形で三味線のバチに似ていることから ぺんぺん草とも呼ばれています。 3.ごぎょう ハハコグサ(キク科) 日当たりの良いところにかたまって生える二年草。 草全体が白い毛におおわれており、茎は根元から株のようです。 春黄色の小さな花を茎の先にたくさんつけます。 4.はこべら ハコベ(ナデシコ科) 二年草で、早春の頃、先に小さな白色の花をつけます。 小鳥が好んで食べるのでヒヨコ草ともいいます。 5.ほとけのざ コオニタビラコ(キク科) 田平子(たびらこ)と書きます。 冬、水田などの土にへばりつくように葉を広げている二年草。 3~5月に直径1センチ程の黄色の花をつけます。 6.すずな カブ(アブラナ科) ジアスターゼを豊富に含んでいて、消化によいとされ、 古来から盛んに栽培されてきた主要な野菜の一つです。 7.すずしろ ダイコン(アブラナ科) ビタミンCと消化に良いジアスターゼを含んでいます。 辛味成分で抗酸化物質のメチルメルカプタンやイソチオシアネートが 含まれているので、ガン予防にもなるとされています。 葉にはカロテン、ビタミンCやE、カルシウムなどが豊富に含まれています。 写真はこちらで ★七草粥の作り方 【4人分】 米 ( 1.5 カップ ) 水(7カップ) 春の七草 (1パック)塩( 少々) 1.米は研いでから1時間ほどつけます 2.大き目の土鍋で、ゆっくりと40分ぐらい炊きます このとき、かき混ぜないようにするのがポイント。粘ってしまいます。 3.洗って細かく切った七草と塩を入れ、ふたをして5分ほど蒸らします。 大根など硬いものは少し早めに入れるか、あらかじめ下茹でしておきます ★応用 野菜をたくさんとりたい時は、にんじんや三つ葉、ほうれん草、白菜などを 足して野菜いっぱいにしてもおいしいです コンソメ味で最後にとろけるチーズをぱらぱらと入れる、洋風粥も こくがあっておいしいです。 冷ご飯を水洗いして、七草をいれ約10分ほど炊けば、 簡単に七草粥(雑炊)になります。忙しい方はどうぞ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/06 08:02:26 AM
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