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今が生死

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2009.02.13
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カテゴリ:世界平和
今から30年前カリスマ的指導者ホメイニ師の熱烈演説で、それまで王制だったイランはイスラム原理主義国家に生まれ変わった。国家体制は宗教的指導者が最高権力者で、その下に首相や国会がある体制である。

ホメイニ師はイランの革命が成功したことに自信を得て、近隣諸国にも同様の革命を呼び掛けて、イスラム原理主義の輸出を試みた。パキスタンでもアフガニスタンでもイラクでもイスラム原理主義が台頭し、自爆テロや自国内外のテロが頻発している。

30年前のイランは貧富の差が大きく、アメリカに依存した国王の政権は確たる理念もなく、搾取と汚職に満ちており、国民の不満は頂点に達していた。そこに強い信念と理念を持ったホメイニ師が登場し、国民は雪崩のようにホメイニ氏側についた。

しかしどの宗教でもそうだが、宗教指導者は絶対の確信と力を持っているが、自らの宗教の教義が正しいか否かの研究はしない。自らの宗教は正しい。だから世界に広めなければならない。この考え方で動いている。イスラム原理主義はアラーの神に逆らうものは殺しても罰せられず返って称賛されるとする教義をもっている。仏教における生命の尊重思想からみると、考えられないくらい低次元の教義である。

今までアメリカとイランは国交断絶していたが、オバマ新大統領は、イランとも話し合いの用意があり、共に平和社会を築いていきたいとしており、新しい展開が開けるかも知れない。

しかし片や民主主義、片や宗教の絶対専制主義、どのような話し合いが展開するのであろうか?

私は世界平和は宗教問題の解決なしには達成できないと考えている。各宗教の教義に支配されるのではなく、各宗教指導者は人間として何が真実なのかをまず第一に突き詰めることが大切だと思う。人の命をとことん大切にすること、そこから全てが始まり、各宗教はそれをどのように生かし、発展させていくかの道具だと考える。





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Last updated  2009.02.13 20:37:34
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