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今が生死

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2022.08.22
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カテゴリ:感動したこと
第10回赤ひげ大賞に5人が選ばれた。いずれも地域の人達のために長年献身的に頑張っている人達だが、大石雅之さん(68才)は依存症の患者さん専門で治療してきた方なので紹介したい。
大石さんは開業資金はなかったが親戚のつてでようやく金を借りることが出来て依存症専門病院を平成3年に横浜市中区で開業することが出来た。
依存症は大きく分けて3つに分けられ、一つはアルコール、覚せい剤などの物質依存、二つ目はギャンブルや窃盗癖、やたら買い物をしてしまうプロセス依存、三つめは家庭内暴力やストーカー等の人と人が絡む関係依存に分類される。これらの依存症はいずれも犯罪につながることが多く、刑務所に入ったり、出所後も惨めな生活を送っている人が多い。大石さんはそれらの一人一人と友達のような感覚で何とかして正常の日常生活を取り戻してあげたいと話し合い、時には薬を使い、時には自らの心と向き合い存在価値や責任を自覚させる内観療法なども併用して辛抱強く治療を行ってきた。
薬物やアルコール、ギャンブル、家庭内暴力、ストーカー等の依存症は一旦よくなっても再発しやすい。辛抱強く付き合って行かなければならない。「折角依存症から離脱させてあげたのにまたやってしまったのですか?」と頭にくることも多いと思う。よほど気の長い人でないと務まらないと思うが、年間の新患者数は2000人で経過観察の患者さんは7万人いるとのことである。
依存症の患者さんは大体意志薄弱で無責任で感情変化が大きい人が多い。そういう人達を何とか救ってやりたいと、毎日笑顔で何人もの患者さんと応対している大石さんは偉いと思った。





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Last updated  2022.08.22 14:20:18
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