来たよ、来たよ、駅そば発祥の地へ
『
峠の釜めし』の【おぎのや】さんの立ち食いそば。
【おぎのや 軽井沢駅売店】 長野県北佐久郡軽井沢町1178 JR軽井沢駅内
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有名な横川の『峠の釜めし』の【おぎのや】さんが展開する店のひとつで、軽井沢駅構内改札外にある立ち食いそば屋。『峠の釜めし』も扱っている。
長野新幹線のコンコースのしなの鉄道改札口寄りにあり、しなの鉄道側の待合室からも食べることができる。
以前、【おぎのや 横川駅売店】を訪れた時の文章を編集して再掲:
★。・。・゜☆。・。・゜★。・。・☆ こ こ か ら ・。・゜★。・。・゜☆。・。・゜★
↑【おぎのや 横川駅売店】について、「
全国駅そば選手権」の鈴木アシュラフ氏はこう述べている。
「
実はこの駅そば、日本最古の駅そばではないかとの説がある。
他に、北海道の長万部が最古であるとの有力説もあるのだが、いかんせんこれは現存しない(駅弁『もりそば』として残っているが)。
現存するものとしては横川【おぎのや】が最古であるというのは、わりと信憑性の高い説なのではないだろうか。
そう考えるだけで、1杯のそばにも重みが感じられてくるから不思議なものだ。
駅そば好きを名乗る者は、この店を聖地として、一度は食べに来るべきである。 」
ところが、こちらの【おぎのや 軽井沢駅売店】。
『
駅そば発祥の地 軽井沢駅』 と書いている。
上記「
全国駅そば選手権」の軽井沢駅店のところでは何も触れられていない。
「路麺大帝」ことsobaさんが2010年2月に【おぎのや】さんに質問したところ、
「
『
「駅そば」読本』
に軽井沢駅が駅そばの発祥地であるという記述があり、著者に確認し、当社駅そば売店では駅そば発祥地として営業。
ただし、軽井沢駅が駅そば発祥地ということであり、現在の当社駅そば売店が発祥地ということではない。」
と回答している。
この著者 =「全国駅そば選手権」鈴木アシュラフ氏 なんだけどなぁ。
私は『
「駅そば」読本』は持っておらず、続編の
『
ご当地「駅そば」劇場』は持っているが、こちらでは、
「
・・・当然、横川・軽井沢それぞれの駅で少なからず停車時間が発生します。この時間を利用して空腹を満たしてもらおうと考え、旅客にそばを振る舞ったのが「駅そば」の始まりといわれています。明治30年代半ばのことでした。」
と記されているが、どちらが発祥地かは記されていない。
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※ 2018年4月5日追記:
元【有楽町・更科】4代目 藤村和夫 「うどんの秘密 ホンモノ・ニセモノの見分け方」
(PHP新書:2006年4月)96ページ記載によると、
” 北海道は「駅蕎麦」発祥の地でもあります。明治二十年代に、函館本線の長万部駅か
森駅で始まったとされております。それから軽井沢が有名になり、各地でさかんに
なったのですが、赤信号と間違えるというので、暖簾の色には赤や緑は使えなかった
ということです。” となっている。
入店。コンコース側は3、4人くらいの完全立ち食い。待合室側も同じくらいかな?
水セルフ。口頭注文、前払い。『舞茸天そば』などの数量限定品もあるが売り切れ。
『玉子そば』\400をいただいた。『月見そば』と表しないのはどうしてかな?
特徴的なのは、自家製の袋入り生麺を使用し、茹でたてのものを提供していること。だから時間がかかる。
タイマー管理で茹で上がったそばを冷水で締めてから湯通しする。すごいね。
そして、つゆは出汁とかえしを別々に用意して直前にあわせているのもすごい。
ただ、実際に食べてみると自分の好みとは違っていてそんなに好きな感じではなかった。
横川駅の店では結構満足したんだけどね。ごちそうさまでした~
【関連ブログ】
■
2010年10月15日:おぎのや@横川駅で『きのこそば』
※ 2018年3月25日追記:
2018年3月23日、しなの鉄道改札口前の店舗がリニューアルを含め、【しなの屋KARUIZAWA】
の一店舗として【荻野屋】内に立ち食いそばコーナーもリニューアル・オープン。