普通のおそば屋さんのメニューにはないけど、ロメヲタ(路麺オタク)なら存在は知っている立ち食いそば屋の『コロッケそば』。
トッピングでそばにコロッケを乗せたもの。関東ローカルで立ち食いそば屋で提供され、味については賛否両論あるという。
その『コロッケそば』の元祖でありながら、一般的な『コロッケそば』と異なる『コロッケそば』が名物の店で5年3ヶ月ぶりにいただいてみた。
【銀座そば所よし田】 中央区銀座 7-5-10 第2一越ビル
木鉢会加盟店、
紹介記事1、
紹介記事2
以前の紹介文を編集:
★。・。・゜☆。・。・゜★。・。・☆ こ こ か ら ・。・゜★。・。・゜☆。・。・゜★
銀座に明治18年(1885)に創業した老舗。名物に『コロッケそば』がある。
私が頼りにしているガイド本
『
円龍のそば行脚』や
『
東京五つ星の蕎麦』にも載っている。
最近出版されているそば屋特集なんかには載っていないようだけど、
『
東京味な老舗』とか『
東京昔ながらに旨いもの』とか老舗で酒を楽しめる店を扱った本とかでは結構紹介されているようだ。
著名人、特に文士が集った(現在も集う?)店のようだ。
円龍師匠が「適度に古風で適度に安っぽさがあります」と評しているが理解できる。
酒肴が揃っていて、そば屋酒を楽しむのにいい感じ。
★。・。・゜☆。・。・゜★。・。・☆ こ こ ま で ・。・゜★。・。・゜☆。・。・゜★
お品書き。そば屋酒をやりたいところだが、今日は都合が悪いのでパス。
いただいたのは目当ての『コロッケそば』\1,000。一般的な『コロッケそば』の3倍近い値段。
コロッケは、じゃがいもコロッケではなくて、
「
名物コロッケそばは、本店浜町よし田の伝統を受け継ぎ、鶏肉、卵、山芋のみで揚げたもので、パン粉、衣等は使用せずあっさりとしていながらコクが有り、近年のヘルシー感覚にもマッチし、ご年配の方から若い女性に至る迄ご好評を頂いております。」
とのこと。
女将さんによると「初代はハイカラな人で、クロケットという西洋料理からヒントを得て考えついたらしい。」とのこと。(←『東京五つ星の蕎麦』)
そばは二八で適度なコシがあって美味しいし、つくねコロッケも鶏肉の風味がよく感じられてあっさめで美味しい。
『
舌鼓ところどころ』という本の「饗宴」という項に作り方が書かれているそうだ。
また、今月末に発売予定の
『
そばもん ニッポン蕎麦行脚 14』で『コロッケそば』の話題が載っている。
ごちそうさまでした~
【訪問履歴】
1回目:
2008年11月24日 『コロッケそば、にしん棒煮』
【関連ブログ:系列店】
◆
2010年8月17日: 仙台 そば所よし田で『冷やしおろしそば、ビールセット』
※ 中央区のおそば屋さん巡りの履歴はこちら。
※ 2016年2月12日~ 銀座6-4-12にて
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