今回いただいたのは、珍しい『
深川1本うどん』。
その前に、以前いただいたことがある
珍しいうどんを見てみよう♪
『
耳うどん』@野村屋本店(栃木県佐野市) (
飲食記)
『
こうのす川幅うどん』@埼玉B級ご当地グルメ王決定戦IN草加 (
飲食記)
今回の目当ての『
深川1本うどん』も優るとも劣らない珍しい姿
![ウィンク ウィンク](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/a007.gif)
いただきに向かったのは深川のおそば屋さん。
![深川日吉屋総本店@清澄白河](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b12f6268452f5c370870e915a358139b67a26d7f.51.2.9.2.jpeg)
【手打蕎麦 深川日吉屋総本店】 江東区白河2-3-14
ぶらり途中下車の旅、紹介ページ、紹介ブログ
深川名物の『深川丼』と今回いただく『深川1本うどん』が2枚看板。
![深川日吉屋総本店@清澄白河のPOP](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/33d7b2ee9244b5e0751f2f8d043ec317139cc27d.51.2.9.2.jpeg)
”長谷川平蔵の”と頭に付いているが、この『1本うどん』が池波正太郎の鬼平犯科帳にシリーズの3ヶ所で登場しているそうで、長谷川平蔵(実在の人物)も好んで食べたとか。
大正6年創業で現在は3代目。関東大震災、東京大空襲で店は2度焼け、現在の佇まいは戦後のもの。店内は出前膳などもあり、昔からの出前もやる普通のおそば屋さん風情で、お店の佇まいから普通の町場のおそば屋さんだと思われがちだが大間違い。自家製粉・石臼挽きの手打ち。
![深川日吉屋総本店@清澄白河の店内](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/53af6c5bba63cad5af483293af75ad1e049321f4.51.2.9.2.jpeg)
お品書き。こちらは温そば。『深川1本うどん』が載ってるね。いいお値段。
他のお客さんの注文を聞くと、やはり多いのが『元祖 江戸時代の深川丼』。
![深川日吉屋総本店@清澄白河のお品書き1](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/e74f750f5ebfbbe6586ffd91d32468d946849ee2.51.2.9.2.jpeg)
裏側の冷たいそば。こちらにも『深川1本うどん』。
![深川日吉屋総本店@清澄白河のお品書き2](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/914461da51123fb16372ac635981c1211ceb2b0f.51.2.9.2.jpeg)
あっ、食べ歩いている ”
神仏信仰系そば”や ”
七福神そば”があるから、これらもいずれ食べなくっちゃ
![深川日吉屋総本店@清澄白河のお品書き3](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b0d19436729ecbe527c745e9e58b4b7e31a6bda3.51.2.9.2.jpeg)
注文からしばし待って『深川1本うどん』登場。蓋付きのお椀で供されたが、蓋はすぐに持っていかれちゃったw
お椀の味付けのない冷水の中に1本うどんが入っている。柚子は入っていたかな?
甘辛2種のタレと箸休めの昆布の佃煮・蛸山葵と薬味のネギ・山葵付き。
![深川日吉屋総本店@清澄白河の深川1本うどん1](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f5b616ae29587f721109c66dd73c6532596fe47c.51.2.9.2.jpeg)
すごいね、馬蹄型なんだね。厚さ2cmくらいで長さは40cmくらいかな。
真ん中のは店内の照明
![深川日吉屋総本店@清澄白河の深川1本うどん2](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b1221f7c4be8f9cd25a63b9bd112532062b4a7b5.51.2.9.2.jpeg)
江戸時代、深川浄心寺の前に【ホヤキ】という名のうどん屋で『一本うどん』だけを売っていたという店があったそうだ。
NPOが中心になって、地域の名産品に育てることを目的に
食文化再現プログラムの名のもとに創作するうどんを『平蔵好みの1本うどん』と名付け、この趣旨に賛同するそば屋や製粉会社の協力のもとに2012年に開発したそうで、この店のほかに【浅野屋】【長寿庵】等も提供するようだが作るのが大変なのとヒットしなかったようで予約制みたい(現在でもやってるのかな?)。
こちらのご主人が開発の主力メンバーだったようで、
”復活させたいと夜な夜な試作を繰り返していたところ、ひょんな事から父が残した手帳が見つかり、そこに一本うどんのレシピが書いてあったのだそう。これは父が40年以上前に台東区のお店から、その店が辞めるまでは作ってはいけないという約束で教えてもらったもので、そのレシピでようやく完成にこぎつけた”
とのこと。
箸で切れるけど、片手じゃ簡単には切れない。餅みたいな感じかな。悪くない。そんなにいいってわけでもないけどw
![深川日吉屋総本店@清澄白河の深川1本うどん3](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/73d4bd4a0e6f941ab9ef13dc5eb2a9c7e665c77d.51.2.9.2.jpeg)
日本各地にいろいろな『1本うどん』があるようだね(
こちら)。ごちそうさまでした~
【訪問履歴】
1回目:
2011年7月26日 『深川そば』
【関連ブログ】
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2016年8月10日: 櫻田@浅草で『一本うどん』
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一本うどん 八丁堀浪人江戸百景
名代一本うどんよろづお助け (宝島社文庫)[本/雑誌] / 倉阪鬼一郎/著