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大晦日の過ごし方ひとつとっても、年々変化していくのがよくわかる。
その代表的なものに「紅白」がある。 かつては「紅白→ゆく年くる年」のパターンが多くを占めていた。 それが、サザンの年越しライブが数年続いて、 この3年間くらいの「PRIDE男祭り」「K-1」と格闘技のイベント になってきた。 今年はついに「PRIDE+K-1」で紅白の視聴率と並んだらしい。 決定的な時代の変わり目に差しかかったようだ。 ファンとしては、感無量である。 かつてはこんな現象を誰が予想しただろう? かつては、職場でも「ゴング格闘技」という週刊誌を買っているのを 同僚にバレないようにしていた時代が懐かしい(笑)。 昨年は「韓流」で、韓国のドラマが大量に日本に輸入されて大ブレークしたが、 その裏ではこうした日本産の格闘技のイベントがソフトとして世界中に輸出されている。 それはお隣韓国も同様。 (ゲームソフトだけではないということ) それぞれの国が真似してイベントを開催し出しているが、 なかなか日本のようにうまくいかないらしい。 これで年末年始の視聴率はスポーツの独占に拍車がかかってきた。 格闘技→天皇杯→箱根駅伝…と。 この20年くらいで格闘技業界は大変な進化を遂げた。 これは理由を色々見ていくとおもしろい発見がある。 まず、●●ボクシング協会、というような団体がないまま、 皆、狭い隙間で比較的自由に好きにやっていた。 だから団体がいくつもできては潰れて行った。 その度に選手や関係者は次なるアイデアを練って復活したり…。 当然、大きな失敗もあったが、そのお陰でこうした大成功が起きるようになった。 それと、狭いと言いながらも業界紙(新聞、雑誌)との二人三脚だった。 何だかんだ言いながらも、いちいち取材に応じている。 その証拠に、駅のあの狭いキオスクで、業界紙(新聞、雑誌)が売られている。 (キオスクに割り込むのは大変なことだ) 全体的にテレビ放映は少なくなったのに、 逆に業界の試合数はなんと10年前の約4倍になった。 当然、競技人口も増えた。 生半可に管理する組織があると、こうして自由な進化はできなかったのかも しれない。 好きな人たちが集まって団体を興して、好きな人たちがそれを見て支えて… をひたすら繰り返してきたからこそのユニークなイベントに進化したのである。 そして、いつしか特定のファンだけでなく、 多くの人たちが楽しめるものになっていく…。 このように、冷静に考えれば大変泥臭い業界が 大晦日に視聴率をとるようになったこと自体、裏側には色んなヒントが 隠れていますね。 ゲームといい、マンガといい、格闘技といい、 日本のオタク文化は世界への輸出産業なんですね。 個人的に今年も「好き」を追いかけつつ、仕事にしていきたいと思います。 本年もレジャ研共々、所長の日記もよろしくお願い致します! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/01/04 10:56:33 PM
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