大江戸妖美伝は、
7冊出ている「
大江戸神仙伝シリーズ」の最新版で、
のっけから濃厚な表現で始まり、
ちょっと若い人には・・と思いましたが、
人間、お楽しみと言ってもその程度です。
このシリーズでは、
一般の時代劇と違い「
リアルな江戸時代」が描写されていて興味深い。
他の時代小説は読んでいると気が滅入ってくるほど、暗いのですが、
これらの作品は、非常に明るいのです。
江戸時代って、実は明るかったのだ!
作者の
石川英輔氏の文才がうらやましい。。
江戸時代を知りたい方にはお薦めのシリーズです。
また、このシリーズと表裏をなす、
「
大江戸えねるぎー事情」などの大江戸事情シリーズも
大江戸えねるぎー事情
とてもお薦めです。
というのは、
江戸時代はリサイクルの発達した理想的なエコロジー社会
ということを数字で具体的に現代と比較しているからで、
今後の社会をどのように構築していくべきか、ということを考えるときにとても参考になる。
江戸時代を知りたければというか、
今後どのように生きていくべきか?
と考えるには
石川英嗣氏の作品を読むだけで充分かもしれないです。