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カテゴリ:雇用
北海道労働委員会事務局です
私たち「労働委員会」について、たびたび紹介してきましたが、今回は労働委員会の個別あっせん制度について、Q&A方式でご紹介いたします 過去に個別あっせん制度を紹介している記事は【こちらをご覧ください】 Q.「労働委員会?それって何をするところなの?」 A. 労働者の団結権や団体交渉権に対して、使用者が不当な取り扱い(不当労働行為)をしたときに行う「不当労働行為の審査」 労働組合と使用者間でのトラブルが解決しない際に公正な立場から解決の援助を行う「労働争議の調整」 労働者個人と使用者間でトラブルが発生した場合に、話し合いでの解決を目指す「個別的労使紛争のあっせん」 という、おおきく3種類の制度を取り扱っています。 ここではその中でも「個別的労使紛争のあっせん(個別あっせん)」について紹介していきます。 ※【不当労働行為の審査について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください】 Q.「そもそも個別あっせん制度って何?」 A. 労働者と使用者間でトラブルが発生したときに、どうしても当事者間での解決は難しい場合って意外と多いのではないでしょうか。また、使用者から一方的に突きつけられた条件に納得がいかないけれど、話を全く聞いてくれない等々・・・ そういった場合に「あっせん員」という専門家達が間に入って、中立的な立場から、話し合いによる解決を目指していく制度です。 Q.「あっせん員?どういう人なの?」 A. あっせん員は 大学教授や弁護士などの法律のスペシャリストで構成される公益委員 労働組合の役員などから構成される労働者委員 企業の経営者などの立場にある使用者委員 がそれぞれ1名ずつ対応します そのため、労働者側や使用者側が不利に扱われることはありません。中立的な立場から対応いたします Q.「お金ってどれくらいかかるの?」 A. 基本的には無料です ただし、あっせんを行うことにより、解決の方法によっては相手方にお金を支払うこともあります。 私たち労働委員会の手続きにおいて費用が発生することは一切ありませんのでご安心ください Q.「あっせんをするまでにかかる期間や時間ってどれくらい?」 A. 最初に電話等でご相談いただいた後、申請書を提出していただきます。 そこから被申請者側への調査を実施した後、日程を調整いたします。 場合によって異なりますが、あっせんを開催するまでにおおむね1ヶ月~2ヶ月程度かかることが多いです。 Q.「相手方と顔を合わせたくない・・・。」 A. ご安心ください 相手方とは別々にお話を伺っていきます。 また、お待ちいただく控室も別々の部屋をご用意いたしますので、顔を合わせることは基本的にありません(下の写真は控室の様子です)。 Q.「地方に住んでいるんだけど、あっせんの時は札幌まで行かないといけないの?」 A. 石狩振興局管内や札幌市近郊の市町村の方には、札幌市内にある北海道庁別館にある労働委員会事務局内にて対応いたします。 しかし、旭川市や函館市など、遠方の地域であれば、私たちがその地域に伺います。 そのため、札幌に来ていただく必要はございません ここ最近では、上川総合振興局管内や十勝総合振興局管内からの申請が多い傾向にあります。 それ以外の地域の方ももちろん、お気軽に利用を検討していただければ幸いです あっせん制度を利用したい場合や、上記に掲載されていない疑問等がございましたら、お気軽にご連絡ください 北海道労働委員会事務局 調整課 個別対策グループ 011-204-5667 また、昨年度に続き、今年度も地下歩行空間内においてPRパネル展を開催いたします 日程:2020年10月3日(土曜日) 時間:10:00~18:00 場所:札幌駅前通地下歩行空間(4番出口と6番出口の間) 北海道労働委員会だけではなく、札幌市後援のもと、北海道社労士会札幌三支部、ジョブカフェ北海道と連携して行う労働関係全般のPR展になっております 【昨年の様子はこちらをご覧ください!】 昨年好評だった社会保険労務士による無料相談会も同時に行います。 労働問題、雇用問題はもちろん、年金等でもお困りのことはございませんか? この機会に是非ご利用ください 事前予約は不要となっておりますが、新型コロナウイルス感染症対策のため、御来場の際はマスクの着用をお願いいたします。 ぜひお立ち寄りください、お待ちしております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.26 15:00:05
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