スキップとローファー 第12話 キラキラ 感想
梨々華「おばさん、また聡介を自分のために演じさせるの?」いや、文化祭の劇に出るだけじゃん。(-_-;) お母さんは全く関係ないでしょう。芸能活動を再開するわけではないのに、過剰反応では?梨々華に凄まれた志摩君の母は「大事な用事があるの忘れてて…もう帰るね」息子の演劇を見ずに帰る。見え透いた嘘。せっかく来たのに。(>_<)梨々華の登場で、志摩君が子役だったことも、クラスメイトたちに知れてしまった。美津未〈あ…この人、わざとやってるんだ。子役やってたのバラさせたり、お母さん帰らせたり。志摩くんが困ること…〉で、とっさにコアリクイの威嚇ポーズで、二人の間に割って入る!志摩君を守ろうとする美津未・・・かわいいし優しい。が、梨々華にまさか「志摩君を困らせないでください!」とは言えないので美津未「梨々華さんも並ばないと、立ち見しんどいですよ!」と。こういうところ、さすが頭の回転が早いわ。向井「お~い、そろそろ準備」「子役だったの?!」とクラスメイトが沸き立ち、志摩君が戸惑っているのを察した迎井・・・気が利くね。玖里寿(くりす) が志摩君に「梨々華、また自分のために演じさせるのかっておばさんに」「正直、俺も言いたいことはわかるよ」玖里寿が梨々華に同意するってことは…志摩君は子役時代そんなに母親からプレッシャーをかけられていたの?!最後の公演・・・志摩君は役を演じながら、自己と対峙。(器用!)〈周りが自分に望んでいることならわかるのに〉〈俺が俺のためにやればいいってこと?〉〈なんで自分のこともわからないんだ…〉モノローグが続く。これまでの自分を分析し、思いがけないことに気づく。〈この感情は・・・嫉妬だ〉やりたいことがあって、ひたむきに取り組む美津未や兼近に、いつの間にか感化されたか。衝撃的な自覚・・・この俺が?!という感じだろう。驚きつつも、それを否定せず・逃げず、素直に受け入れるのが偉い。で、ついに梨々華に意思表明。「一緒に落ちようみたいな、破滅的なことはもうやりたくない」「学校 楽しいんだ」破滅的…まだ15,6歳だぞ(-_-;)梨々華「はあ?なに言ってんの?自分が幸せになりたいから、許してくださいってふうにしか聞こえないんだけど」「もう好きにしたらいわ!そん代わり、二度と顔 見せないで!」彼女は怒りを露わにするが、一転、帰路で付き添いの玖里寿相手にワーワー嘆く。■ 飲酒騒動は、自分にも非があった。なんだ!志摩君が止めたのについて行った が真相とは!■ 飲酒騒動で志摩君と自分の仲は`訳あり´になり、彼は自分といるとプレッシャーを感じてしまう。よって彼は梨々華「なんにも知らない子といる方が、気楽で楽しいんでしょ」暗い過去を共有しない女の子(美津未)といる方が気楽。■ 自分は勉学が苦手だが、志摩君は進学校に入り、こうして高校生活を楽しんでいる。それが悔しい。志摩君に対して、好意と苦々しさを抱えている。葛藤から彼に威圧的な態度をとってしまうのだろう。それは甘えだと思うし良くないことだとも思うが、微妙な心理はなんとなくわかる気がする。玖里寿「だからってさ、罪悪感を煽って脅すようなマネしなくたって、あいつはどっか行ったりしないよ。そんな人間じゃないし」「梨々華のことだって大事に思ってるよ」玖里寿、大人だなぁ・・・そしていい奴!15,6歳の男子が、こんなにしっかりした発言できるのかな。彼は梨々華に恋心をもっているの?梨々華はもっと素直にならないと。人との接し方も、改めないとダメだ。高校生2人でタクシーに乗る…さすが人気モデルだな。お金がある。文化祭が終了。全校生徒の前で挨拶する生徒会長の風上。余裕しゃくしゃく。彼は高嶺が一人、膝を抱えて泣いているのに出くわす。高峰「色々あるの!達成感とかホッとしたりとか」「きっとわかんないわ、風上さんみたいな要領のいい人には」生徒会長選で、サッカー部だったぽっと出の風上に負けた・・・それがくやしい。不意に風上が「うちってさ、T大 当たり前の家系で、親戚じゅう医者とかコンサルとか、そんなんばっかなんだよね」「親戚の兄ちゃんたちに会ってもさ、遊んでもらった記憶ない。みんな部屋にこもって勉強してた」「俺も部活は2年までって約束だったのにケガしちゃってんだから、要領いいとは言えねぇよ。でも何かしてぇなって、高校生らしいこと…」エリート一族の中で、運動部に所属するというのは異端か。そういう環境でもサッカーをやっていたが、思いがけず離脱。だからといって、勉強するだけの高校生活は送りたくない/親戚のガリ勉兄ちゃんたちとは別の自分でありたい そんな思いがあるのかな。処世術に長けたちゃっかり者だが `二年生までサッカーで活躍する´という希望が失われたことは `要領いいとは言えない´ということらしい。演劇部が人気投票で一位受賞。兼近、よかったね!大きく一歩踏み出した志摩君。朗らか。美津未〈今日はなんだか子どもみたい?〉自身を振り返り、気づきがあり、梨々華に率直な思いを伝えたことで、彼の世界が広がったからだろう。心が軽くなったのでは?* * *毎週とても楽しみにしていた番組なので、終わるのが残念。原作漫画を買って、続きを読む!美津未役の黒沢 ともよが非常に巧かった。志摩君を演じた江越 彬紀(えごし あきのり)も、役にピッタリだった。アニメーションを見るたびに、声優の技術の高さに感心する。兼近に好感(^_^) 友達になりたい。彼は、日大 芸術学部を目指すのだろうな。第二期の放送を期待。同じ思いの視聴者が多いようだし、原作者の高松 美咲さんも望んでいる。