今日は、新国立劇場でオペラ鑑賞。
今回のウェルカムフラワーは、ドイツの森をイメージしてるのかな。
タイトルから、いかめしいものかと想像してたけど、ファンタジーの世界のようなとっても楽しめるオペラやった。
舞台は17世紀のボヘミア(今のプラハを中心とする地方)。森林保護官の娘アガーテと恋仲にある猟師マックスは、彼女と結婚するために、明日の射撃大会で優勝せんとあかん。でも、最近絶不調。
そこに、悪魔に魂を売った猟師仲間のカスパールの悪の声。百発百中の魔弾をつかうように勧め、誘惑に乗ってしまう。
実は「魔弾」は残り1発になるまでは思いのままに的に当たるけど、最後の1発は悪魔ザミエルの意のままになる。
大会の最後にマックスが撃った魔弾は、アガーテに当たるかと思われたけど、隠者と神のおかげでカスパールに命中。
魔弾の秘密を告白したマックスは、一度は領主に村を追放されそうになるけど、隠者のおかげで許されてハッピーエンド。
一番おもしろいのは、皆既月食の夜にカスパールが魔弾を造る狼谷の場面。
材料は、鉛、教会の壊れた窓ガラス、水銀、一度命中した弾、ヤツガシラの右目、山猫の左目。
それらを溶かして、1つずつ鋳造する。
1つ目で、こうもりのシルエット
2つ目で、蜘蛛の巣のシルエット
3つ目で、蜘蛛
4つ目で、蜘蛛やナメクジや芋虫などの魑魅魍魎がうごめきだす
5つ目で、火まみれの車輪(火の車)
6つ目で、「助けてくれ!」とカスパールが倒れ、
7つ目で、マックスも失神する。(順番は違うかも)
このときや悪魔の声が、生のままやのうて、音声が音響装置で加工されてて、ちょっとびっくりしたけど。
堅苦しいだけやのうて、こういうディズニーみたいなオペラもあってええんかもしれん。
歌手では、女性陣がよかった。
それと、楽しさをかもし出してる大きな要素が、「ひびのこづえ」さんの衣装。とってもかわいくて舞台に合うてたと思う。
ひびのこづえ
蜘蛛の衣装
魔弾の射手
今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。
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