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出光美術館の「陶磁の東西交流」展を観て、空也餅と黄身瓢ともなかを買うて、歌舞伎座へ。 夜の部の外題は、 一、菅原伝授手習鑑 寺子屋(てらこや) 松王丸:仁左衛門 武部源蔵:梅 玉 春藤玄蕃:段四郎 涎くり与太郎:松 江 小太郎:玉太郎 菅秀才:千之助 園生の前:孝太郎 戸浪:魁 春 千代:藤十郎 二、新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい) 静御前/平知盛の霊:菊五郎 武蔵坊弁慶:左團次 舟子岩作:東 蔵 舟子浪蔵:歌 六 舟子梶六:團 蔵 亀井六郎:松 江 片岡八郎:種太郎 伊勢三郎:萬太郎 駿河次郎:尾上右 近 源義経:富十郎 舟長三保太夫:芝 翫 三、三代目中村時蔵五十回忌追善狂言 八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし) 嫗山姥(こもちやまんば) 八重桐:時 蔵 腰元お歌:歌 昇 白菊:孝太郎 沢瀉姫:梅 枝 太田十郎:錦之助 煙草屋源七実は坂田蔵人時行:梅 玉 「寺子屋」は昨年十二月大歌舞伎で観た。そのときの配役は、 松王丸:勘三郎 武部源蔵:海老蔵 春藤玄蕃:市 蔵 御台園生の前:松 也 戸浪:勘太郎 千代:福 助 今回のほうが、しっくりしてた。 仁左衛門さんが演じはったら、どの人も素敵にみえてしまうんやけど。 魁春さんの戸浪も、藤十郎さんの千代もさすがで、身代わりになった小太郎への情愛がひしひしと伝わってきた。 前の席に座ってはったおば様は歌舞伎観劇歴60年以上やそうで、松王丸は前の松緑さんと前の團十郎さんのがすごかったっていうてはった。仁左衛門さんのはちょっとおとなしすぎるそうや。 歌舞伎はこんなご贔屓さんのおかげで、もってるんやとあらためて思うた。 「船弁慶」は豪華な配役やねんけど、お能をもとにした舞踊で、半分ぐらい寝てしもた。 最後は三代目時蔵五十回忌追善の「八重桐廓噺」。 幕間に2階のロビーに行ったら、三代目時蔵さんが使うてはったという象彦が製作した蘭と蝶の螺鈿細工の見事な鏡台が展示してあった。 この前に座ってお化粧ながら、いろんな女になっていきはったんやなあ。 時蔵さん、梅玉さん、歌升さんがこういう奇想天外なお話をやってくれはるんが、私は歌舞伎で一番好きかもしれん。 近松門左衛門が謡曲「山姥」をもとに作りはった「嫗山姥(こもちやまんば)」の二段目。 煙草屋に姿を変えた、源頼光ゆかりの坂田蔵人は、かつてで廓で全盛を極めた傾城で元妻の八重桐と頼朝の許嫁である沢瀉姫(おもだかひめ)のお屋敷で偶然再会。 仇討ちのためと離縁させられた夫が、女性に囲まれ鼻の下を伸ばしてるのを見ておかんむり。 姫に乞われて、かつて廓の傾城と同じ男を取り合った話やその男が敵討ちを口実に自分を離縁したという身の上話を身振り手振り交え、おもしろおかしく語る。 階段から転げ落ち鼻血を出しながらの女同士の大ゲンカは、遣り手婆、台所係、出入りの按摩、猫、ネズミ、イタチまで登場する大騒ぎ。 姫が席をはずした時に夫がなじると、八重桐は時行に、時行の妹白菊がやすやすと敵討ちを果たしたことを話す。名誉挽回にと、頼光の政敵清原高藤たちを討とうと時行は考えるが、そんなの無理と戒められて、身の不甲斐なさを恥じて自害してしまう。 いまわの際に、自分の魂を八重桐の胎内に移し、怪力を備えた男の子に生まれ変わって、頼光のために働くと言い残し、八重桐も怪力女になる。 そこへ頼光の敵方が沢瀉姫を奪いにやってくると、八重桐は怪力を発揮し、時には時行の音色になったりの一心同体ぶりで、手水鉢を投げつけたりして敵をさんざんにやっつける。 最後は「ぶっ返り」で、糸をを引き抜くと上半身の衣装が裏返しとなって別の衣装に早変わり。 おもしろかったなあ。 このとき身ごもった子が坂田金時、「足柄山の金太郎さん」やという後日談になる。 時蔵さんの長男、梅枝さんもすてき。 人気blogランキングへ ええかなと思わはったら、クリックよろしゅうに!
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旅をしたり、おいしいものを食べたり、きれいなものを観るのが好きです。 国内の都道府県はすべて訪れました。 海外はアジアを中心にまわっています。
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