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2010年02月14日
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カテゴリ:文楽

今月の東京文楽公演は第三部「曽根崎心中」があったけど、住大夫さんの出はる第二部「大経師昔暦」にした。
9月文楽公演 第二部
おさん茂兵衛 大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ)
 大経師内の段    中 豊竹松香太夫 野澤 喜一朗
              切 竹本 綱大夫 鶴澤 清二郎
 岡崎村梅龍内の段 中 竹本 文字久大夫 鶴澤 清馗
              切 竹本 住大夫 野澤 錦糸
 奥丹波隠れ家の段 竹本三輪大夫 竹本津國大夫 竹本文字栄大夫 竹本南都大夫 
              豊竹芳穂大夫  豊澤富助
 (人形)女房おさん:吉田文雀 下女玉:豊松清十郎 手代助右衛門:吉田文司 
     大経師以春:吉田玉志 おさん母:吉田玉英 手代茂兵衛:吉田和生 
     下男七介:吉田玉勢 下男伝吉:桐竹紋吉 赤松梅龍:吉田玉也
     岐阜屋道順:吉田玉女 万歳:吉田一輔 ほか

近松三大姦通物の一つで、実際にあったおさん茂兵衛の姦通事件の33回忌に書かれたものやそうや。
「大経師」というのは表具をする経師屋の元締めで、毎年暦を発行する権利を与えられてる。
朝廷の御用商人でもあった、京都四条烏丸の大経師以春の若い奥さんがおさん、その店の手代が茂兵衛。
実家から以春に内緒で金の調達を依頼されたおさんは、金策を手代茂兵衛に頼む。それに応じようと茂兵衛が主人の実印を白紙に押すところをいじわるな番頭助右衛門に見られてしまう。
奥さんから頼まれたとは、口が裂けても言えない茂兵衛。見かねて、茂兵衛に気がある下女の玉が自分が頼んだと助け舟を出す。
実は、以春は玉にも気があって、セクハラのし放題。玉がかばうのを見て、以春はよけいに怒ってしまう。
隣家の二階に監禁された茂兵衛。
夜中に玉のところお礼に来たおさんは、夫が毎晩玉のところに忍んでくるセクハラぶりを聞いて、夫を懲らしめようと玉の身代わりになって寝床へ。
そこへ茂兵衛が、かばってくれたお礼にと玉の寝室に忍んでくる。
奥さんが身代わりになっているとは気づかず、肌をふれあってしまう二人。
帰ってきた以春を出迎える番頭助右衛門に、その場を見られてしまい、姦通の罪に。その時に、二人も相手が違うことに気づく。
「ヤアおさん様か」 
「茂兵衛か」
「はあ」
「はあゝ」
で幕になるのが、風情があるような。でも、そこまでわからんもんかいな。
最初におさんと玉が出てくる場面で三毛猫も登場する。その猫がこれからのできごとを暗示させるのがおもしろい。
茂兵衛が夜這いする場面では、文楽には珍しく足が出てた。
岡崎村梅龍内の段では、玉も二人を手引きしたと伯父の講釈師赤松梅竜の家に預けられる。
そこへ玉を案じたおさんと茂兵衛がやってくる。さらに、おさんの両親も通りががり、互いの身の不運を嘆く。
この場面が住大夫さんの浄瑠璃。
おさんの両親がお金を無心したことが、このできごとのきっかけのようなもんやのに、かわいそうなおさんと茂兵衛。
茂兵衛の田舎、奥丹波に隠れ住んでいた二人やけど、役人が来て捕らえられてしまう。
そこに、梅龍がお玉の首桶を持って駆けつける。二人を救うためにと罪はお玉にあると討ったんやけど、役人が来たのはお玉を証人にして二人にほんまに罪があるのかどうかを京で詮議するためやった。
証人を失って、京に引き立てられる二人と、地団駄を踏む梅龍で幕。
史実では不義があった二人と手引きした玉は処刑されてる。
近松の世界では、三人とも運命に翻弄されるすごくええ人になってる。
これが33回忌の供養やったんかな。

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最終更新日  2010年02月22日 21時19分06秒
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