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2010年03月24日

神々の黄昏　ニーベルングの指輪最終章を新国立劇場で

テーマ：好きなクラシック(2282)

カテゴリ：音楽・オペラ・芝居

ワーグナーが２６年かけて完成させた４部作のオペラ「ニーベルングの指環」で、昨年観た序夜の「ラインの黄金」、第１日「ワルキューレ」、先月の第２日「ジークフリート」に続く、第３日「神々の黄昏」。　
初台の新国立劇場オペラパレスで２年がかりで上演される。
ウェルカムフラワーは炎上する神々の世界、ヴァルハラなのかな。
今回は、３階の中央付近の席。
４時から始まって、終了は１０時１０分。
１幕１３５分休憩４５分　２幕７５分　休憩４５分３幕８５分　合計６時間２５分の予定やったけど、１５分ほど早まってた。

指揮：ダン・エッティンガー
ジークフリート：クリスティアン・フランツ
ブリュンヒルデ：イレーネ・テオリン
アルベリヒ：島村武男
グンター：アレクサンダー・マルコ＝ブルメスター
ハーゲン：ダニエル・スメギ
グートルーネ：横山恵子
ヴァルトラウテ：カティア・リッティング
ヴォークリンデ：平井香織
ヴェルグンデ：池田香織
フロスヒルデ：大林智子
第一のノルン：竹本節子
第二のノルン：清水華澄
第三のノルン：緑川まり
合唱：新国立劇場合唱団
管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団

【初演スタッフ】
演出：キース・ウォーナー
装置・衣裳：デヴィッド・フィールディング
照明：ヴォルフガング・ゲッベル
振付：クレア・グラスキン

長い長い「ニーベルングの指環」との旅やった。人生とは、運命とは、愛とは、知恵とは、世界を支配する権力とは、誓いとは、契約とは。
だれもが最初は指環にすごく執着してるけど、そのうちどうでもよくなるみたいにも思える。
ギービヒ一族の館は、屠殺工場のような、製薬工場のようなところに設定されてて、バックのスクリーンには大きな羊の頭が映し出されてる。
生贄の象徴なんやろな。
運命の女神ノルンには何の力もないし、一番悪くて始末に負えへんのはラインの三人の娘たちなんやないかなあ。
小人族ニーベルングのアルベリヒにちょっかいを出してからかうたことが、すべての発端なんやから。
ジークフリートはあっけなく殺されてしまうけど、最後には記憶を回復してブリュンヒルデを愛していたことを思い出してた。
最期まで「恐れ」を知らないままやったんやろうな。
最後の映写室の場面は、歴史は繰り返すっていう意味やろうか。なんや違和感があった。
予定より早く終わったおかげか、カーテンコールに拍手とブラボーの声も多かった。
神々の黄昏

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