伝統芸能情報館で「歌舞伎俳優養成40年の歩み」展を観て、赤坂サカスまでやってきた。
赤坂ACTシアターで坂東玉三郎さんの昆劇「牡丹亭」を観るため。
外の壁いっぱいに美しい玉三郎さんが飾られてる。
席は、2階の後ろのほうやった。
ここの劇場は傾斜があるので、舞台は遠いけどちゃんと見える。
今回のために造ったんやろか。金色のプロセニアムアーチがあって、その両側に字幕が出るように組み込まれてる。
すっかり中国の雰囲気。
昆劇ってどんなんか知らんかったんやけど、京劇より古い中国の伝統劇やそうや。
2009年9月にユネスコの世界無形遺産に登録されてる。
京劇は大衆にも人気がある活気に満ちた派手なもので、昆劇は宮廷貴族向けの優美でたおやかなもんなんかなあ。
玉三郎さんは、全幕通して蘇州語でせりふを言い、歌いはる。
蘇州語は中国の人にもむずかしくて、北京語とはずいぶん違うそうや。
それを完璧にマスターして、自分のものにしてはるようようやった。
深窓の令嬢16歳の杜麗娘(とれいじょう)は、夢の中で出会った若者 柳夢梅(りゅうむばい)と恋に落ちる。かなわぬ恋に身を焦がした杜麗娘は、やつれ果てて死んでしまう。
3年後、柳夢梅は杜麗娘が死ぬ前に描いた絵姿を見つけ、それから毎晩、杜麗娘が柳夢梅の前に現れるようになる。
二人の一途な思いで、杜麗娘はこの世に蘇り、ハッピーエンドで終わるというお話。
会場が大きいからマイクをつけてはるけど、玉三郎さんは澄んだきれいな声でささやくように話し、軽やかに歌いはる。
相手役の兪玖林(ゆうちうりん)さんともお似合いで、夢のような世界やった。
カーテンコールも3度ほどあった。
玉三郎さんはすごいと感動はするけど、昆劇をせんでもええんとちゃうかなあ。
歌舞伎の世界でもっともっと玉三郎さんを観たいと強く思うた。
牡丹亭 坂東玉三郎 中国・昆劇合同公演
杜麗娘:坂東玉三郎 柳夢梅:兪玖林 春香: 沈国芳 石道姑(尼)/睡夢神:呂福海
杜麗娘の母:朱恵英
原種ハイビスカスの開花 0輪(総計 826輪)
紅ちどりの開花 0輪(総計 6輪)
ベルガモットの開花 0輪(総計 15輪)
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
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