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2011年09月12日
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カテゴリ:文楽

荘厳な第一部もよかったけど、私は第二部のほうが楽しかった。
「ひらかな盛衰記」の「大津宿屋の段」「笹引の段」は文楽でも歌舞伎でも初めて。
大津の旅籠清水屋で木曽義仲の遺児と船頭一家の子どもの取り違えが起こる。
船頭の孫、鎚松(つちまつ)がやんちゃでかわいい。
それだけに、後の展開が身につまされる。
笹引の段は、大好きな呂勢大夫(ろせたゆう)さんと鶴澤清治さん。
これは、歌舞伎ではできへんやろうなあ。
文楽上演も久しぶりのことのようや。
梶原景時の家来・番場忠太(ばんばのちゅうた)に襲われた木曽義仲の奥方山吹御前一行は、暗闇の中裏手の藪に逃げる。
でも、忠太に若君の首を討たれてしまう。でも、それは取り違えられた鎚松やった。
心労が重なって山吹御前は息を引き取る。
山吹御前の腰元お筆は近くの竹を伐って、御前の亡骸をその笹の葉に載せて引いていく。
父と主君を一度に亡くしたお筆が、若君を取り戻し仇を討とうと心に決める場面が心に響く。
和生さんのお筆も素敵やった。
松右衛門内より逆櫓の段。これは何度も観てるけど、最初の「茶呑話」は初めてかな。
途中ちょっとうとうとしてしもた。
樋口の玉女さんが後半大奮闘。大きな松に登る「物見」も迫力があった。
でも逆櫓の段の主役は、権四郎の玉也さんかも。
「老ひは留まり若きは逝く、世は逆様の逆櫓の松と、朽ちぬその名を福島に枝葉を今に残しける」で終わる。 
逆櫓の場面は大阪の福島やけど福島県への思いもこめてたのかもしれん。
「紅葉狩」も、逆櫓の物見と同じ松を使うてるようやった。
新歌舞伎から人形浄瑠璃に移したものやそうや。
更科姫の、主遣い・左遣い・足遣いの三人とも出遣いなのが珍しい。
2枚の扇を使う「二枚扇」の舞いも鮮やかやった。

平成23年 9月文楽公演 
第二部  
 ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)
 大津宿屋の段
  権四郎:豊竹松香大夫  亭主・隼人: 竹本津国大夫  忠太:竹本文字栄大夫
  お筆: 竹本南都大夫   およし: 豊竹つばさ大夫  山吹御前:豊竹睦大夫  
  駒若君:豊竹咲寿大夫  槌松:竹本小住大夫  歩き:豊竹亘大夫
  鶴澤清友 鶴澤寛太郎(ツレ)
笹引の段
  豊竹呂勢大夫 鶴澤清治
松右衛門内より逆櫓の段
 中 豊竹咲甫大夫  野澤喜一朗
 切 豊竹咲大夫  鶴澤燕三
(人形)船頭権四郎:吉田玉也 女房およし:簑二郎 一子槌松:桐竹勘介
  宿屋亭主:吉田簑次 山吹御前:吉田文昇 鎌田隼人: 吉田勘緑 
  駒若君:桐竹勘次郎 腰元お筆:吉田和生 番場忠太: 吉田勘市
  船頭松右衛門 実は樋口次郎兼光:吉田玉女 船頭又六:吉田文哉
  船頭富蔵:桐竹紋秀 船頭九郎作:桐竹紋吉 畠山庄司重忠:吉田玉輝

紅葉狩(「もみじがり)
  更級姫:豊竹英大夫  維茂:竹本三輪大夫  山神:豊竹芳穂大夫  
  腰元:竹本希大夫 腰元:豊竹咲寿大夫
  鶴澤清介 竹澤団吾 鶴澤清丈 豊澤龍爾(琴) 鶴澤清公(琴)
(人形)平維茂:吉田玉志 更科姫実は鬼女:豊松清十郎 腰元:桐竹紋臣
  腰元:吉田簑紫郎 山神:吉田玉佳

原種ハイビスカスのロバツスの開花 18輪(合計414輪)
紅ちどりの開花 12輪(合計226輪)

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最終更新日  2011年09月26日 16時50分06秒
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