横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション
特に観たかったのが、今は東博所蔵の国宝「孔雀明王像」。
平安時代後期、900年ほど前に描かれたとは思えないほど鮮やか。
金色のところは金箔を細く切ったものを貼り付けた繊細な截金(きりかね)、着衣には照隈が施されてる。
一面四臂のお姿で、4本の手にはそれぞれ倶縁果(インドのレモン🍋?)、吉祥果(ザクロ)、蓮華、 孔雀の尾を持っている。
レモンの原産地はインドだそう。
1903年原三溪が35歳の時に、所有者であった元蔵相の井上馨から、当時としては破格の1万円で購入した作品。
国宝の伝藤原伊房筆の「藍紙本」、古今和歌集巻第五「高野切本」、藤原伊行筆「芦手絵和漢朗詠抄 上巻」も。
茶道具のところに展示されてたラッカ香炉とラッカ盃も銀化してていいな。
ラッカはシリアのラッカかな?
展示替えがあるのでまた行きたい。
横浜美術館コレクション展もおもしろかった。
特に「あのとき、ここで」に心揺さぶられた。
小林 清親の木版「両国大火浅草橋」から始まり、ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンのスペイン内線や第二次世界大戦、ベトナム戦争の沢田教一、成田闘争の浜口 タカシ、「ヒロシマ・モニュメント」の 土田 ヒロミ、阪神淡路大震災の米田知子など。
決して忘れてはいけないことを思い出させてくれる。
初代 宮川 香山の猫もいた。
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