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2020年01月30日
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テーマ:京都。(6081)
カテゴリ:京都

ずっと行きたかった野村碧雲荘を案内していただいた



碧雲荘は、野村證券の創業者 野村徳七翁が、庭師七代小川治兵衛(植治)と小川保太郎父子と共に、大正6年から昭和3年まで約11年の歳月をかけてつくった約6千坪の別邸
建築物には数寄屋大工の北村捨次郎を起用
西門から入り木戸をくぐると大きな池が現れた
正面に南禅寺山、左手に永観堂の多宝塔と比叡山、右手に南禅寺の三門だけが目に入るよう絶妙に庭木が配置されていて京都の山を独り占めしてるかのようなのびやかな光景が広がってる
琵琶湖疏水を東から西にひいてるけど、疎水のメンテナンス中で停水してたので水量が少ないそう
白鳥の悪太郎もお出迎え
つがいだったのに、相手をいびり殺してしまったそう
縄張り意識が強く、ずっと池のまわりをついてくる
待合「待月軒」の前の赤い毛氈の敷かれた床几に座って説明をうかがう
松が約600本、お茶室の花が映えるように祇園枝垂ぐらいで花は少ない
松の剪定の手間を考えただけで気が遠くなる
「待月軒」からの障子窓越しの眺めも絵のよう
不老門を一旦出て、不老の願いを込めて再度くぐる
「不許酒肉五辛入門内」の石碑がユニーク
「龍頭軒」の土間に入れてもらう
豊国神社の鳥居を使った丸柱があり、この真ん中に大きな龍頭が差し込まれてる
傘をイメージしてこの柱を中心に放射状に垂木が広がってる
お茶室は9席ある
又織庵(ゆうしきあん )と南光庵(なんこうあん 三帖中板)を、にじり口からのぞかせてもらった
露地庭園の渓流の中にも蹲(つくばい)
飛鳥から移築したという出水の酒船石が筧として利用されてて存在感がすごい
なんとこのレプリカが飛鳥資料館にあるそう
さらに進むと、池の反対側には舟型の茶室「盧葉庵」と観月台を兼ねる舟舎「羅月」
池の水深は膝ぐらいで、舟を池に漕ぎ出す時は
櫂(かい)だけではむずかしいので人が押すそう
大阪から運んできた巨石は大きすぎるので分割して運んで組み立て、埋まってる底の部分は8畳ほどもあるという
割れ目から実生の松が生えてる
飛び石を渡って芝生に祇園枝垂桜のところへ
中書院の二階は野村翁の書斎だったところ
前庭の藤棚は上むきに花がつくのぼり藤
池の中には半夏生が円形に寄せて植えられてて、白い葉が茂ると池に映る満月のように見えるそう
三段の滝は水が少なくて見えず残念
立礼席の茶室「鷺序」の屋根には鴟尾がのっていてどこか中華風
大玄関の外壁には源氏香の模様が刻まれてる
中に入ると応接間と能舞台があり能装束姿の野村翁の木造が置かれている
能舞台の鏡板は屋久杉で老松だけではなく竹と梅も描かれてる
床下には音響効果のために甕が埋め込まれてるそう
畳廊下を進むと手前に12畳の次の間、奥に2畳の上段の床、棚、付け書院を備えた18畳の主室
欄間は神坂雪佳の扇面図を一瀬小兵衛が仕上げたもの
四季の襖絵は野村翁の絵の師匠 豊島停雲?
「碧雲荘」の扁額は久邇宮邦彦殿下の絶筆
嵯峨二尊院の台所門を移築したという表門である東門のくぐり戸から鹿ケ谷通りに出た
両袖には竹の木賊張り
東山高校の生徒たちのグラウンドから練習の声に現実に戻る
碧雲荘の名のとおり、碧い空に浮かぶ白い雲のなか見学させてもらえて夢のようだった

碧雲荘と野村美術館の間の疏水放水路を通って熊魚菴 本店でごちそうになった
もともと大根畑だったこのあたりの敷地は疏水の水もあるため工場地帯になる計画があったそう
それを財界人たちが購入して別荘地として残したという
野村徳七翁はその時39歳
39歳から50歳でこの空間をつくりあげた当時の人の大きさに感嘆した

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最終更新日  2020年02月29日 15時50分05秒
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