テーマ:たわごと(26636)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
歌手の森進一が歌っている、「おふくろさん」に関わる騒動が収まらないようである。
ワイドショーのチラ見程度の情報だけからだが、 藻緯羅が思うに、こじれの根っ子は、二つ。 ・芸能界特有の「口約束」習慣 相当、重要なことでも、契約書が存在しなかったり、 電話やメールだけで、どんどん、進行してゆく世界に思える。 それ故、かなり昔の「口契約」などは、当事者の高齢化もあって 双方の間に齟齬が生じることもありそうである。 ・森進一の著作権に関する認識不足 今回、「承諾がない」という前提に立つと、 (少なくとも、作詞家は、承諾したとは思っていないようだ) 侵害したものは、著作者人格権と呼ばれる権利である。 「人格権」というフレーズが付属するように、この権利は、 人間で言えば、基本的人権に匹敵する、最重要権利であり、 それを侵すことは、人格への攻撃に等しい。 それ故、「怒っている」わけである。 さて、どのように決着するのだろうか。 外国の芸能界では、 恐ろしいほどに細かな契約書を手交するのだそうだ。 (蛇足) ・著作者人格権も、「三つの権利」から構成される。 同一性保持権 氏名表示権 公表権 基本的人権の、「三つの権利」は、藻緯羅的には、 生存権(自然界での権利) 名誉権(共同体での権利) 財産権(経済界での権利) である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.07 22:37:53
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