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はーい,きんびーです。 昨日でバックヤードツアーがすべて終了しましたね。 大関さん,昨日はど゛んな感じでしたか? 美術館のバックヤードというと,収蔵庫に興味を持たれる方が多いようですけれど,このツアーでは,美術館に備わっている作品保護のための機能もいろいろとご紹介したので,皆さん熱心に耳を傾けてくださっていたわ。
えっ,作品保護のための機能って? 井野さんが案内役だったので,井野さんに教えてらいましょうね。 それじゃ,いくつかご紹介しましょう。 展覧会開催のために他の美術館からお借りする作品は,空調付きの美術品専用トラックで運ばれてくるんだ。 空調付って,エアコンを積んでいるってことね? そのとおり。そして,作品をトラックから運び出すときは,美術館の搬入口をトラックの荷室と同じ設定にして,トラックごと建物の中に入れられるようにしてあるんだよ。 わ~,トラックがそのまま入っちゃうんだぁ。 写真の右側には建物の外に繋がるシャッターが写っているけど,シャッターは建物の中にもう1枚あって,この2枚のシャッターの間にトラックが入れるようになっているんだ。
えっ,どうしてシャッターが2枚あるの?
作品を守るためには外でトラックの扉を開けられないから,トラックを入れるために1枚目のシャッターを開けるときは,2枚目のシャッターは閉じたままで,館内への外気の侵入を防いでいるんだ。
そっかぁ,なるほどぉ~! 次は,作品などを運ぶエレベーター。
美術作品の中には,とても重い彫刻作品や大きな屏風絵などもあるので,それらを運ぶことのできる大型エレベーターがあるんだ。 ツアーでは,その大きさを知っていただくために実際に乗っていただきました。 もうひとつ紹介しようかな。 美術館にとって,空調の管理はとても重要なので機械室もご案内したんだけど,説明は岩上課長にバトンタッチしたので,岩上課長お願いします。
はい,岩上です。 美術館では作品保護のために,収蔵庫はいつも一定の温湿度を維持し,展示室も作品がある間はずっと一定の温湿度を保つようにしているんです。 ツアーでは,加湿用の水を浄化する純水器をはじめ,大型の空調機やハロンガスの消火設備,機械室から各室に伸びる様々な配管もご覧いただきました。
ねえねえ,ハロンガスって?
きんびーちゃん,火災が起きた時に,スプリンクラーで水を撒いたら,作品はどうなっちゃうかなぁ?
たいへんだぁ,水浸しになっちゃうね。
だから水の代わりにハロンガス(ハロン1301)を使うんだけど,ハロンガスは一瞬にして化学的に火を消すことができるんだ。
そうなんだぁ。 ところで,昨日のツアーに参加された皆さんの感想はどうだったのかなぁ? それでは,アンケートから感想をいくつかご紹介しますね。 まずは,収蔵庫について
「収蔵庫の重厚な扉が開かれて入室する時はドキドキものでした。」
「多くの作品たちが大切に保管されているのがよくわかりました。」
昨日は管理体制に関心を持ってくださった方からの感想も多かったですね。
「表側の展示室より,何倍ものしっかりした管理体制をうかがい知ることができました」
「縁の下の力持ちと言うべき機械室が圧巻であった。」
また,バックヤードツアーをもっとやってほしいという声が多い中で,こんなご意見もいただきました。
「今回はツアーに参加できてよかったですが,何度もツアーをするのは心配です。特に作品収蔵庫は大事に扱った方がよいのではと思いました。」
このご意見は,作品を守ることの大切さをよく分かってくださったってことですよね。 とてもありがたいご意見ですね。 今回のツアーは特別に実施したもので,今後また実施するかどうかは悩ましいところですが,今回のツアーを参考に,実施することになったときには,あらためてご案内いたします。 ご参加いただいた皆さん,アンケートにも丁寧にお答えいただきありがとうございました。 3月17日からはじまる「小川芋銭展」では,ツアーでご覧いただいたバックヤードのことを思い出しながらお楽しみください。 きっとご覧いただく作品をより身近に感じていただけると思います。
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Last updated
2012年02月27日 20時38分53秒
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