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茨城県近代美術館 The museum of modern art, IBARAKI

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2012年08月18日
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カテゴリ:「須田国太郎展」

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は~い,イマセで~す!

きんびー、何をじーと見ているの?


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あ、今瀬さん。そのあいさつはぼくの役割だょ!

 

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ごめんなさい。これ,いっぺん言ってみたかったのよ!

ねぇ,ねぇ,何を見てるの?

 

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ぼくがみていたのは須田さんがたくさん描いている山の絵。ぼく、気になっていたんだ。

なんで同じような構図が多いのかなって。


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富士山や筑波山みたいに、形をみてすぐどこの山ってわかる山ではなく、つながっている山々でしょ。


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うん、空は少しだけしか描かれていないけど、でも、とーっても高いっていう感じはしない山の描き方。

 

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空のすぐ下に、峰がつながっている山々が右から左まで画面を横切るように描かれているよね。

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そして、ぼくのテンションがあがる緑が少ない。

木が枯れているのかな、ごつごつした岩山かなって思った。

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なるほど,確かに緑が少ないわね。

それにどこの山かな。須田さんは関西の人だから関西の山が多いのかな。

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ひろ~い畑を飛びまわっいるときに、遠くに見える山ってこんな感じかも。

山がまるで須田さんを取り囲む壁のようで、須田さんが立っている場所にむかって、手前に手前にどんどんいろいろなものが積み重なって迫ってくる感じがする描き方だよね。

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そうそう、私も平地を走る電車の窓から見える山ってこんな感じって思ってたの。

峰が画面の奥行きをふさいで、まるで絵の中に壁が立っているような感じがする。

まるで箱庭を作るみたいに、壁の位置を決めて、それから手前の村や自然の風景を、こっちへむけて積み重ねるように描いている感じ。

京都って、まわりを壁のような山にかこまれた盆地でしょ。

私には、須田さんの山の絵は、須田さんが長年親しんでいた京都の風景に重なるのかな、って気がする。

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他県の人がイメージする観光地としての「京都」とは違って、京都に住む人が実感する京都の風景かも。

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京都の人なら、「ああこれ、わかる」って思う京都の良さが描かれているのかもね。

 

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そうだ,積み重なるといえば、四国のお寺の庭の絵も石組の積み重なりを描いているでしょ。

村の絵では、若い頃に描いたスペインの町「アーヴィラ」も、戦後に描いた島根の漁村「田後(たじり)」も、斜面に建てられた家々が積み重なっているように描かれる点が共通しているんですよね。

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きんびーちゃん,すごいわね。図録しか見られないのに,ひとつひとつをじっくりと見てるのね。
その積み重なっている家や石のどっしりした重みが感じられるのも、須田さんの絵の魅力だと思う。

 

201207071

ぼくにとって図録は宝物なんだよ。

でも,やっぱり,本物を見るのがいいんだよね。

須田国太郎展は26日まで。あと一週間、あれこれ話をしながら須田さんの絵の魅力を満喫していこうっと。

 

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次は,誰と話すの?

Kinbee Kya! L-SS.jpg
それは次回のお楽しみ。

それまでにまた何か探しとこっと!

図録だっていっぱい発見できるんだよ。






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Last updated  2012年08月18日 15時34分47秒
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