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カテゴリ:千葉県
松戸特集はまだまだ続きます。どれだけ思い込みが強いんだろう、って初めて読まれる方には何のことやら分からぬはずなので一応フォローするとつまりは仕事でちょくちょく通っている松戸との縁が切れると思い込んでしまったのですね。なので来れる機会に松戸の宿題酒場をこのところ集中的に巡っているというわけです。ちなみに松戸が不便とか遠いとか思い込まれている方にお断りしておきますが、松戸は全然遠くないのですよ。いやけして近いわけじゃないけれど、都心を山手線と前提すると、松戸に一番便利なのは日暮里ということになります。起点次第では上野、今は品川まで行ける列車もあるからそちらを起点にする手もありますが、とにかく仮に起点を日暮里をすると15分もあれば松戸駅に着いてしまうのだから都内のいろんな町と比較していただければその距離感はさほどでないことが明らかなはずです。いやいや何も松戸がそれほど好きというわけではないぼくがやたらと持ち上げると、いらぬ誤解を受けそうでありますが、こと所要時間という意味では実はちっとも遠くないことを申し上げたいのであります。しかし、これから向かう酒場にはよほどの覚悟がなければ行けないものだからあえてお断りしたまでなのです。
そのお店に行くには例えば南流山駅に向かうバスに乗るのが良いのかもしれません。歩くとすれば恐らく一般の方の足で最低20分程度は見ておいたほうが良いもしれません。流山街道の裏手のそう広くはないけれど田畑のあるような田舎道の用水路を渡っ沿いに「ホルモン焼 ゆき」はあります。用水路沿いと言いましたが、用水路を渡す一応橋らしきものの渡った先です。このシチュエーションがなんだか楽しくないですか。まあぼくには楽しく思えるのです。ここは積年の課題店の一軒で、長らく訪れようと思いつつも二の足を踏むという、ぼくのような物好きにとってもかなりの難題として放置されていたのです。しきし、今のぼくは激しい焦燥感に見舞われているのであって、だからこれしきの距離などさほどの苦にはなりはしないのでした。実際渡るとそれほどの感慨もないのですがそんなことはどうでもいいのてす。外観はまあ安普請に見えますが、驚かされるのは内装の素晴らしさであります。ホルモン焼きのお店で木材は不向きに思われるのですが、内壁は全面木張りとなっていてそれごつやつやと輝いているのです。よほどの手間暇を掛けて掃除されているはずです。そこにひとしきり感心してカウンターだけの潔い店内の奥の席に落ち着くのです。ビールの大瓶が500円、コップ酒が250円これだけで不用意にも良店と決めつけるのは早計でしょうか。ホルモン焼も一皿300円からとなかなかのものじゃないか。味もかなりハイレベルなのですよ。しかも女将さんが大変人懐こいお人柄で、とても楽しいのです。お話を伺うとここを初めてすでに40年以上とのことで、それなのにこの綺麗さはご立派と賞賛すると、日頃めったに店には出ぬご主人が丹念に磨かれているそうなのです。これはもう凄いことではないか。始めた頃は辺りは田んぼばかりであったらしく、きっと流山街道からも赤提灯が見えたのではないか。その頃もしぼくが松戸に通うようなことがあれば間違いなく京成バスの車中から見止めて訪れたことでしょう。ここは今後もし松戸を訪れることがあれば寄らずにはおられない店となることでしょう。 ということて早速また来てしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/04/27 08:30:04 AM
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