メシ食う俺もすきずき

１０月３日の松本マラソンは、８月豪雨により走路に被害を受け、中止になったというのはすでに書いた。往路はANAで羽田に飛び・JR特急あずさ号で松本へ入り、復路は松本空港からFDAで帰ってくる旅程だった。

中止が決定したのが８月２４日の大会５週間前だったが、ホテルはキャンセルできたし、JRは予約開始直前だったので間に合ったが、往復の航空券はそれぞれ結構な取り消し手数料が掛かってしまう。合わせて片道分くらいは戻って来ない。

その時点で経由地の東京は緊急事態宣言地だったが、１０月には落ち着いているだろうと航空券はキャンセルをせずに様子見をしていた。

せっかく航空券があるのならば、いつかは行かなければならないので、この際自分のテーマで旅をしようと検索した。往復とも羽田空港を使うのならば、福島や北関東も視野に入って来るが、帰りが松本空港からなので長野県に限定される。

俺のテーマは長野県には伊那地方（正確には高遠藩）にのみあるらしい。いろいろ検索してだいたい目的の場所がわかって来た。合計６ヶ所あるらしいが、うち一ヶ所は現在通行止めで行けないらしい。

伊那へはJRではなくて高速バスが便利だということも分かった。ただしその高速道も豪雨被害を受けて、一部は対面通行になっており、通常よりも時間が掛かりそうだ。

そこまで検索して、もう行っちゃえと高速バスとホテルを新たに予約した。

ところが今日になってANAから、俺が乗る予定の便が欠航になったとメールが着た。検索したら、ピンポイントで８時発の便だけが欠航で、前後の７時発・９時発の便は運航予定らしい。

９時発だと後の予定が間に合わないし、７時発の便って、１時間前を目途に空港へ着こうと思ったら、公共交通機関でアクセス出来んのよね。遊びに行くのにタクシーって話でもないし。

往路のANA便は欠航だから無条件キャンセルできるが、帰路のFDA便は９月１９日までは６，０００円のキャンセル手数料、その後は７，５００円の手数料が掛かるらしい。

ANAが欠航になったのは、コロナ禍の中で天の思し召しかもしれんと思う一方、６，０００円をどぶに捨てるのは犯罪かとも思う。９月１９日以降はキャンセル手数料が１，５００円上がるが、たかが１，５００円ではなくて１，５００円あれば相当美味いものが食えるから、９月１９日までに決めなければ。

そんな今夜は、一昨日妹にもらった肉じゃがが今日まで残っていた。


妹に飯を作ってもらっていたので、俺の冷蔵庫のキャベツとタマネギは使いかけで残っていたが、今日やっと残りを使いだす。

ベーコンを少し冷凍していたので解凍し、キャベツ・タマネギと塩コショウで炒める。ここまであれば、今夜は汁椀は必要ない。