2月第3回‘泥濘’
2月第3回‘泥濘’‘破門’を読んで、すごく読みやすく、おもしろいはおもしろかったので、続編を読んでみることにしました。おもしろかった。なかなかその犯罪の仕組みが、最初は私にはわかりづらかったのですが、最近テレビのニュースでも賑わせている詐欺事件の様相も出てきて、なるほどと思いながら読み進めることができました。疫病神シリーズの今のところ最新でしょうか。最後はまだまだこのシリーズが続きそうな余韻で終わります。おもしろいのでまた続編が読みたいし、過去のシリーズ作品に戻ってみるのも良いかと思っています。こういうエンタメ作品は深く考え込んで読んではいけないものだと、‘破門’の時は直木賞をとった作品だからとこちらが勝手に身構えたから思えなかったけど、今回はそうでもなかった。割り切れました。泥濘 (文春文庫) [ 黒川 博行 ]